2004-03-04
衆議院
ベルンハルド・ツェプター
憲法調査会安全保障及び国際協力等に関する調査小委員会
ベルンハルド・ツェプターの発言 (憲法調査会安全保障及び国際協力等に関する調査小委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○ツェプター参考人(通訳) まさにプレゼンテーションの中でも明確に申し上げましたように、欧州委員会の考え方というのは、EUにおいてまだ共通の立場というものが確立されていない、そういう能力は欠落しているという見方であり、また同時に、共通の外交・安全保障政策の弱体性というものも示すことになりましたし、また今後は、こういったメカニズムを強化することを真剣に考慮しなくてはいけないというふうなことも示しております。そして、こういった決定的な問題に関して共通の立場をつくる能力をつくっていかなくてはいけないと考えております。ただ、まだそういったことは達成できておりません。
共通の外交・安全保障政策に関しては、政府間のアプローチが現在とられております。共通の立場というものを共有できるようなメカニズムはまだできておりません。もちろん、共通の立場をつくるための手続上のルールを作成しようという試みはなされておりますが、しかしながら、単に手続上のルールをつくって、その背後に政治的な意思がなければ、単純にそういうものを共通の立場に置きかえていくことはできないと思います。
また、私どもは、こういった出来事から教訓も引き出しております。私のフィーリングでありますけれども、今後はこの共通の外交・安全保障政策を強化していかなくてはいけない、そして、共通の立場というものをつくる意思というものを強化しなくてはいけないという気持ちがこれらの出来事から生まれたと思います。また、もう一つの教訓として、いかに国際的な法的な枠組みが重要かということも認識されました。さらに、国連の枠組みのもとでの多国間主義の強化ということも認識されたわけであります。
EUにおいては、当初より、私ども、こういった政策を宣言してまいりました。この点は日本とも共通だと思っております。いろいろな日本との接触からもそれがわかっております。日本とEUの共通の理解として、やはり国連のもとでの多国間の枠組みを強化しなくてはいけない、世界にルールをつくり、それを遵守しなくてはいけないというところがあると思います。