山口富男の発言 (憲法調査会基本的人権の保障に関する調査小委員会)

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○山口(富)小委員 日本共産党の山口富男です。
 私は、参考人がお述べになりました、憲法規範の抽象性を認めて、現行憲法の規範をさまざまな形で実現、具体化を図っていく、そして法秩序の安定を図るという考え方に賛成です。
 それで、参考人が三つの柱でお述べになりましたので、三つの柱に即してお尋ねしたいんです。
 初めに、刑事手続上の人権に関する憲法規範の意義というところにかかわるんですけれども、指摘がありましたように、日本の場合は、刑事手続、特に適正手続について、三十一条から四十条にかけて、他国に例を見ない非常に詳細な規定を加えております。この背景には、これも指摘がありましたけれども、二十世紀前半までのあの治安維持法体制下での非常に過酷な、特高警察の拷問を含めました野蛮な人権侵害と弾圧があったということが背景になっております。それだけに、憲法制定議会で、衆議院段階で、四十条を加えて刑事補償まで入れたということも、そういうことを背景にしていると思うんです。
 となりますと、憲法規範の理解に当たりまして、条文解釈とともに、こういう規範を書き込まざるを得なかったといいますか、そういう歴史的な背景をきちんと踏まえるということが、やはり日本国憲法の場合、特にこの三十一条から四十条を今後法秩序として安定的なものにしていく上でも極めて重要だというふうに考えるんですけれども、この点は、参考人、どういうお考えでしょうか。

発言情報

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発言者: 山口富男

speaker_id: 25006

日付: 2004-05-27

院: 衆議院

会議名: 憲法調査会基本的人権の保障に関する調査小委員会