宇都宮深志の発言 (憲法調査会統治機構のあり方に関する調査小委員会)

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○宇都宮参考人 今の御質問に対しまして、国会に、衆議院に決算行政監視委員会、参議院にも行政監視委員会が設けられていますですよね。国民から苦情を受け付けて、それから行政監視も行われているということで、一歩前進だと思うんですよ。でも、いろんな課題があるんではないかなと。
 では、国民がこういう委員会を十分周知しているかというと、なかなか、知らないというケースがあるんではないかなと。その委員会に議員の皆さん方が何十名と今参加されておりますけれども、専門的にそれをやっているわけではないですよね。
 だから、オンブズマンの非常に重要な点は、私が懇意にしているハワイのドイさんという日系のオンブズマンが十何年間も初代からやっておりまして、もう亡くなられましたけれども、そのドイさんが私に言われるのは、オンブズマンの重要性というのは、専門家として四六時中行政機関をウオッチして見ているんだ、そこが、行政機関の方が非常に緊張して仕事をするようになる、そこにミスがなくなるんだということを言われておりました。
 それから、やはり、オンブズマンが効果があるには、国民がよく知っている、周知しているということが必要だと思うんですね。スウェーデンのオンブズマンというのは、省略してJO、JOと言っていますけれども、四人いますが、国民はだれでも知っているんですね。したがって、刑務所の方へ行きましたら、JOが来たといったら、もうみんなすぐ何か言おうというようにして、国民から周知されているということで、気軽にオンブズマンに訴えられるということと、非常に可視的である。オンブズマンは可視的でなくちゃ。可視的というのはビジブルであるということなんですが。
 そういうようなことで、この委員会と国会に置くオンブズマンとは、連携しながらやっていけるんじゃないか。私は、特に国政調査権の関係でいきますと、六十二条の両院に設けられる国政調査権というのは、委員会の方ではそれを十分活用できると思いますし、オンブズマンの調査権と調整しながら国民の権利利益を救済することができるんではないかな、連携できるんではないかな、そういうように思います。
 以上です。

発言情報

speech_id: 115904192X00220040311_006

発言者: 宇都宮深志

speaker_id: 14571

日付: 2004-03-11

院: 衆議院

会議名: 憲法調査会統治機構のあり方に関する調査小委員会