森英介の発言 (厚生労働委員会)
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○森副大臣 委員御指摘のとおり、未納者対策は、国民年金制度の信頼性、安定性を高める上で極めて重要な課題であるというふうに認識をしております。
ここで、未納者の実態を見てみますと、未納者は所得面で納付者とさほど大きな差はないということでございます。また、未納者の半分以上は、生命保険や個人年金に加入し、相当額の保険料を支払っております。また、老後生活について特に考えていないなどというようなことで、意識が低いというようなことが特徴として挙げられます。その一方で、低所得者には免除制度が設けられておりまして、また、所得なしの者でも四割は保険料を納付しているという実態がございます。
これらのことから、納付者となるか未納者となるかは、所得の多い少ないだけではなくて、老後の生活に対する意識や公的年金に対する理解、認識の差によるところが大きいと考えております。
このような認識のもとで、まず、払えるのに払わない人への対応でございますけれども、年金制度の意義や保険料納付の大切さを年金広報や年金教育を通じて正しく理解していただく啓蒙に一層の努力を払いたいというふうに考えております。また、戸別訪問等による地道な納付督励を通じまして、年金制度に対する御理解をいただき、納付に結びつけていきたい。また、さらに、こういったたび重なる納付督励にも応じず、他の被保険者にも悪影響を与えかねない者に対しましては、強制徴収を行いまして納付の徹底を図りたい、このようなことを考えております。
また一方、低所得などで納付したくても納付できない人々に対しては、免除制度や学生納付特例制度を適切に活用していただくことが肝要でございまして、こういった観点から、今回の改革案におきましても、税務当局などから必要な所得情報を得て免除勧奨を適切に実施していくことにいたしますとともに、所得に応じた多段階免除の導入、また若年者に対する新しい納付特例制度の創設など、さらに保険料納付がしやすい環境整備を図りまして、制度的な面からも納付率向上に向けた取り組みを進めることといたしております。
また、さらに、ただいま御説明した納付対策に加えまして、今回の改革案では、被保険者に保険料納付実績等の年金個人情報の定期的な通知を行うことといたしておりまして、その際には、被保険者個々人の保険料納付実績を点数化して表示する仕組みであるポイント制を導入することといたしております。
この仕組みによって、被保険者個々人がみずからの保険料納付実績を確認できるとともに、保険料納付実績と年金見込み額との関係がポイントを用いたわかりやすい算定式で示されることになりまして、保険料を納付したことで将来受給する年金が着実に増加していくことを実感していただく、また、現役世代、特に若い世代の方々の年金制度に対する理解を深め、信頼感、安心感を高める効果が期待できるというふうに考えております。
〔北川委員長代理退席、委員長着席〕