奥野信亮の発言 (総務委員会)

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○奥野委員 自由民主党の奥野信亮でございます。
 私は、この間の選挙前まで民間企業で社長として経営していたものですから、NHKさんは公共放送ということで、目的は若干私どもと違ったわけでありますけれども、今度の予算案を大変興味を持ちながら拝見させていただき、少し御質問をさせていただきたいと思っておるわけであります。
 特に、今NHKさんを取り巻く環境というのは、大変コストアップ要因がメジロ押しではないかなと思います。特に技術進歩の著しい通信技術を前提として、デジタル放送等の設備投資のニーズが高い、あるいは視聴者の価値観の多様化、またそれからスピーディーに非常に価値観が変化しますから、そういった意味で制作費の高騰というのもかなりあるんだろうと思います。
 こうした環境で、一方では受信料がなかなか伸びない、サチュレートしているというような状況を考えますと、それが大変な懸念だなということを感じつつ、公共放送という役割を果たしつつも、いつもお客様満足度の向上を期待して事業を営んでいただきたいなと私は常日ごろから思っている次第であります。
 そうした中で、最初に、NHKさんに地域放送の件についてお伺いをしたいと思っております。
 日本は今景気回復に向けて大変明るい兆しが出てきておりますけれども、まだまだこの景気回復は都会だけで、地方の活性化がこれから期待されるところであります。特に、日本の経済力を支えてきたのは地域に多く存在する中小企業の技術力と知恵というふうに私は思っておりまして、地域経済に支えられてこそ日本の経済再生もあり得るだろう、こんな感じを持っている次第であります。先般、小泉総理が広島県の中小企業を御訪問されて元気づけられたというのもこの一環ではないかなと思っております。
 そのために、放送の役割というものは大変大きいだろうと思いますし、各地域それぞれの特性を生かした産業振興の取り組みとか、あるいは地域で頑張る企業の姿を紹介するような地域放送の充実というのは、公共放送の役割として大変大切だな、こう感じる次第であります。
 また、私は、先祖代々奈良県の大和の地で生まれて育ってまいりました。この大和の美しい風景や先人の築き上げました歴史とか文化とか伝統あるいは史跡というものは、いつまでも丁寧に守って、なおかつ子孫に受け継いでいくという必要性があるわけであります。
 先般も平城京遷都千三百年に向けて、二〇一〇年にこれがなるわけでありますけれども、それに向けていろいろな平城京の史跡を復元している活動がございます。この間も、大極殿の立柱式というのをやりました。その前には平城京の朱雀門というものが完成した。奈良県の県民挙げて、多くの国民の皆さん方にも理解をしていただこうということでこういう活動をしているわけでありますけれども、こうした文化や伝統を守り育てるのもNHKさんの地域放送局の役割ではないかな、こんな感じを持っている次第であります。十六年度のNHKさんの事業計画を見ますと、地域から全国への情報発信を積極的に推進するというふうにうたわれております。
 そこで、十六年度、地域放送の充実や地域からの情報発信について、全国向けの発信について、具体的にどのように取り組まれているのかを教えていただければと思っております。

発言情報

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発言者: 奥野信亮

speaker_id: 15797

日付: 2004-03-18

院: 衆議院

会議名: 総務委員会