総務委員会
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会
会議録情報#0
平成十六年三月十八日(木曜日)
午後零時三十一分開議
出席委員
委員長 佐田玄一郎君
理事 左藤 章君 理事 佐藤 勉君
理事 滝 実君 理事 野田 聖子君
理事 伊藤 忠治君 理事 松崎 公昭君
理事 松野 頼久君 理事 桝屋 敬悟君
今井 宏君 岩崎 忠夫君
岡本 芳郎君 奥野 信亮君
亀井 久興君 自見庄三郎君
田中 英夫君 谷 公一君
谷本 龍哉君 西田 猛君
萩生田光一君 平沢 勝栄君
松本 純君 三ッ矢憲生君
山下 貴史君 稲見 哲男君
大出 彰君 川端 達夫君
黄川田 徹君 須藤 浩君
田嶋 要君 高井 美穂君
寺田 学君 中村 哲治君
西村智奈美君 山花 郁夫君
若泉 征三君 河合 正智君
長沢 広明君 塩川 鉄也君
横光 克彦君
…………………………………
総務大臣 麻生 太郎君
総務副大臣 田端 正広君
総務大臣政務官 平沢 勝栄君
総務大臣政務官 松本 純君
政府参考人
(総務省情報通信政策局長) 武智 健二君
政府参考人
(総務省政策統括官) 鈴木 康雄君
参考人
(日本放送協会会長) 海老沢勝二君
参考人
(日本放送協会専務理事・技師長) 吉野 武彦君
参考人
(日本放送協会専務理事) 関根 昭義君
参考人
(日本放送協会理事) 宮下 宣裕君
参考人
(日本放送協会理事) 和崎 信哉君
参考人
(日本放送協会理事) 野島 直樹君
参考人
(日本放送協会理事) 中山 壮介君
総務委員会専門員 石田 俊彦君
—————————————
三月十八日
放送法第三十七条第二項の規定に基づき、承認を求めるの件(内閣提出、承認第二号)
は本委員会に付託された。
—————————————
本日の会議に付した案件
政府参考人出頭要求に関する件
参考人出頭要求に関する件
放送法第三十七条第二項の規定に基づき、承認を求めるの件(内閣提出、承認第二号)
————◇—————
この発言だけを見る →午後零時三十一分開議
出席委員
委員長 佐田玄一郎君
理事 左藤 章君 理事 佐藤 勉君
理事 滝 実君 理事 野田 聖子君
理事 伊藤 忠治君 理事 松崎 公昭君
理事 松野 頼久君 理事 桝屋 敬悟君
今井 宏君 岩崎 忠夫君
岡本 芳郎君 奥野 信亮君
亀井 久興君 自見庄三郎君
田中 英夫君 谷 公一君
谷本 龍哉君 西田 猛君
萩生田光一君 平沢 勝栄君
松本 純君 三ッ矢憲生君
山下 貴史君 稲見 哲男君
大出 彰君 川端 達夫君
黄川田 徹君 須藤 浩君
田嶋 要君 高井 美穂君
寺田 学君 中村 哲治君
西村智奈美君 山花 郁夫君
若泉 征三君 河合 正智君
長沢 広明君 塩川 鉄也君
横光 克彦君
…………………………………
総務大臣 麻生 太郎君
総務副大臣 田端 正広君
総務大臣政務官 平沢 勝栄君
総務大臣政務官 松本 純君
政府参考人
(総務省情報通信政策局長) 武智 健二君
政府参考人
(総務省政策統括官) 鈴木 康雄君
参考人
(日本放送協会会長) 海老沢勝二君
参考人
(日本放送協会専務理事・技師長) 吉野 武彦君
参考人
(日本放送協会専務理事) 関根 昭義君
参考人
(日本放送協会理事) 宮下 宣裕君
参考人
(日本放送協会理事) 和崎 信哉君
参考人
(日本放送協会理事) 野島 直樹君
参考人
(日本放送協会理事) 中山 壮介君
総務委員会専門員 石田 俊彦君
—————————————
三月十八日
放送法第三十七条第二項の規定に基づき、承認を求めるの件(内閣提出、承認第二号)
は本委員会に付託された。
—————————————
本日の会議に付した案件
政府参考人出頭要求に関する件
参考人出頭要求に関する件
放送法第三十七条第二項の規定に基づき、承認を求めるの件(内閣提出、承認第二号)
————◇—————
佐
佐田玄一郎#1
○佐田委員長 これより会議を開きます。
本日付託となりました放送法第三十七条第二項の規定に基づき、承認を求めるの件を議題とし、審査に入ります。
この際、参考人出頭要求に関する件についてお諮りいたします。
本件審査のため、本日、参考人として日本放送協会の出席を求め、意見を聴取することとし、その人選等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
この発言だけを見る →本日付託となりました放送法第三十七条第二項の規定に基づき、承認を求めるの件を議題とし、審査に入ります。
この際、参考人出頭要求に関する件についてお諮りいたします。
本件審査のため、本日、参考人として日本放送協会の出席を求め、意見を聴取することとし、その人選等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
佐
佐田玄一郎#2
○佐田委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
引き続き、お諮りいたします。
本件審査のため、本日、政府参考人として総務省情報通信政策局長武智健二君及び政策統括官鈴木康雄君の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
この発言だけを見る →引き続き、お諮りいたします。
本件審査のため、本日、政府参考人として総務省情報通信政策局長武智健二君及び政策統括官鈴木康雄君の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
佐
佐
佐田玄一郎#4
○佐田委員長 まず、趣旨の説明を聴取いたします。麻生総務大臣。
—————————————
放送法第三十七条第二項の規定に基づき、承認を求めるの件
〔本号末尾に掲載〕
—————————————
この発言だけを見る →—————————————
放送法第三十七条第二項の規定に基づき、承認を求めるの件
〔本号末尾に掲載〕
—————————————
麻
麻生太郎#5
○麻生国務大臣 日本放送協会の平成十六年度の収支予算、事業計画及び資金計画につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。
この収支予算、事業計画及び資金計画は、放送法第三十七条第二項の規定に基づきまして、総務大臣の意見を付して国会に提出するものであります。
まず、収支予算について、その概要を御説明申し上げます。
一般勘定事業収支につきましては、事業収入が六千七百八十五億円、事業支出が六千七百十三億円となっており、事業収支差金七十一億円の全額を債務償還に使用することといたしております。
一般勘定資本収支につきましては、資本収入、資本支出がともに九百二十九億円となっております。また、建設費が七百九十八億円となっております。
次に、事業計画につきましては、一、視聴者の要望にこたえ、公正で迅速な報道や番組のさらなる質の向上に努めるとともに、デジタル放送の普及に取り組み、豊かな放送文化の実現を図る、二、放送を通じて、国際交流と相互理解の促進に貢献するとともに、地域放送の充実や新しい放送技術の研究開発に積極的に取り組む、三、効率的で透明性の高い業務運営を徹底するとともに、受信契約の増加と受信料の確実な収納に努め、視聴者に理解され、かつ、信頼される公共放送を実現していくなどといたしております。
資金計画につきましては、収支予算及び事業計画に対応する年度中の資金の需要及び調達に関する計画を立てたものであります。
総務大臣の意見につきましては、これらの収支予算等について、受信料の公平負担等の観点から見て将来に向けて改善されるべき点があるものの、おおむね適当なものであると認めるとした上で、協会は、一、地上デジタルテレビジョン放送につきまして、各地域における放送の開始、中継局の開設、国民・視聴者に対する周知広報等に率先して取り組むこと等により、放送のデジタル化を先導すること、二、業務委託及び調達につきまして、競争契約の原則を徹底すること、三、協会の保有する放送番組等について、コンテンツ流通市場の育成の観点から、積極的な利活用を図ること、四、受信契約の締結等について、受信料の公平負担等の観点から、引き続き抜本的に検討すること等の七点について特に配意すべきであるといたしております。
何とぞ、慎重御審議の上、速やかに御賛同あらんことをお願い申し上げます。
この発言だけを見る →この収支予算、事業計画及び資金計画は、放送法第三十七条第二項の規定に基づきまして、総務大臣の意見を付して国会に提出するものであります。
まず、収支予算について、その概要を御説明申し上げます。
一般勘定事業収支につきましては、事業収入が六千七百八十五億円、事業支出が六千七百十三億円となっており、事業収支差金七十一億円の全額を債務償還に使用することといたしております。
一般勘定資本収支につきましては、資本収入、資本支出がともに九百二十九億円となっております。また、建設費が七百九十八億円となっております。
次に、事業計画につきましては、一、視聴者の要望にこたえ、公正で迅速な報道や番組のさらなる質の向上に努めるとともに、デジタル放送の普及に取り組み、豊かな放送文化の実現を図る、二、放送を通じて、国際交流と相互理解の促進に貢献するとともに、地域放送の充実や新しい放送技術の研究開発に積極的に取り組む、三、効率的で透明性の高い業務運営を徹底するとともに、受信契約の増加と受信料の確実な収納に努め、視聴者に理解され、かつ、信頼される公共放送を実現していくなどといたしております。
資金計画につきましては、収支予算及び事業計画に対応する年度中の資金の需要及び調達に関する計画を立てたものであります。
総務大臣の意見につきましては、これらの収支予算等について、受信料の公平負担等の観点から見て将来に向けて改善されるべき点があるものの、おおむね適当なものであると認めるとした上で、協会は、一、地上デジタルテレビジョン放送につきまして、各地域における放送の開始、中継局の開設、国民・視聴者に対する周知広報等に率先して取り組むこと等により、放送のデジタル化を先導すること、二、業務委託及び調達につきまして、競争契約の原則を徹底すること、三、協会の保有する放送番組等について、コンテンツ流通市場の育成の観点から、積極的な利活用を図ること、四、受信契約の締結等について、受信料の公平負担等の観点から、引き続き抜本的に検討すること等の七点について特に配意すべきであるといたしております。
何とぞ、慎重御審議の上、速やかに御賛同あらんことをお願い申し上げます。
佐
海
海老沢勝二#7
○海老沢参考人 ただいま議題となっております日本放送協会の平成十六年度収支予算、事業計画及び資金計画につきまして、御説明申し上げます。
平成十六年度の事業運営に当たりましては、公共放送の使命に徹し、視聴者の要望にこたえ、公正で迅速な報道や番組のさらなる質の向上に努めるとともに、デジタル放送の普及に取り組み、豊かな放送文化を実現してまいります。
また、放送を通じて、国際交流と相互理解の促進に貢献するとともに、地域放送の充実や新しい放送技術の研究開発に積極的に取り組んでまいります。
あわせて、協会の主たる経営財源が視聴者の公平負担による受信料であることを深く認識し、業務全般にわたる改革を一層推進し、効率的で透明性の高い業務運営を徹底するとともに、受信契約の増加と受信料の確実な収納に努め、視聴者に理解され、かつ、信頼される公共放送を実現してまいります。
主な事業計画について申し上げますと、まず、建設計画におきまして、地上デジタルテレビジョン放送やハイビジョン放送のための設備の整備を行うとともに、放送会館の整備などを実施いたします。事業運営計画につきましては、国内放送及び国際放送の充実を図るとともに、緊急報道に備えた取材体制の強化や放送技術などの調査研究を積極的に推進いたします。
以上の事業計画に対応する収支予算につきましては、一般勘定の事業収支におきまして、受信料などの収入六千七百八十五億一千万円、国内放送費などの支出六千七百十三億九千万円を計上しております。事業収支差金七十一億一千万円につきましては、債務償還に使用することとしております。また、資本収支につきましては、支出において、建設費など総額九百二十九億一千万円を計上し、収入には、それに必要な財源として、減価償却資金など総額九百二十九億一千万円を計上しております。
最後に、資金計画につきましては、収支予算及び事業計画に基づいて、資金の需要及び調達を見込んだものであります。
以上、日本放送協会の平成十六年度収支予算、事業計画及び資金計画につきまして、そのあらましを申し述べましたが、今後の事業運営に当たりましては、一層効率的な業務運営を徹底し、協会に課せられた責務の遂行に努める所存でございます。
委員各位の変わらざる御協力と御支援をお願いし、あわせて、何とぞよろしく御審議の上、御承認賜りますようお願い申し上げます。
この発言だけを見る →平成十六年度の事業運営に当たりましては、公共放送の使命に徹し、視聴者の要望にこたえ、公正で迅速な報道や番組のさらなる質の向上に努めるとともに、デジタル放送の普及に取り組み、豊かな放送文化を実現してまいります。
また、放送を通じて、国際交流と相互理解の促進に貢献するとともに、地域放送の充実や新しい放送技術の研究開発に積極的に取り組んでまいります。
あわせて、協会の主たる経営財源が視聴者の公平負担による受信料であることを深く認識し、業務全般にわたる改革を一層推進し、効率的で透明性の高い業務運営を徹底するとともに、受信契約の増加と受信料の確実な収納に努め、視聴者に理解され、かつ、信頼される公共放送を実現してまいります。
主な事業計画について申し上げますと、まず、建設計画におきまして、地上デジタルテレビジョン放送やハイビジョン放送のための設備の整備を行うとともに、放送会館の整備などを実施いたします。事業運営計画につきましては、国内放送及び国際放送の充実を図るとともに、緊急報道に備えた取材体制の強化や放送技術などの調査研究を積極的に推進いたします。
以上の事業計画に対応する収支予算につきましては、一般勘定の事業収支におきまして、受信料などの収入六千七百八十五億一千万円、国内放送費などの支出六千七百十三億九千万円を計上しております。事業収支差金七十一億一千万円につきましては、債務償還に使用することとしております。また、資本収支につきましては、支出において、建設費など総額九百二十九億一千万円を計上し、収入には、それに必要な財源として、減価償却資金など総額九百二十九億一千万円を計上しております。
最後に、資金計画につきましては、収支予算及び事業計画に基づいて、資金の需要及び調達を見込んだものであります。
以上、日本放送協会の平成十六年度収支予算、事業計画及び資金計画につきまして、そのあらましを申し述べましたが、今後の事業運営に当たりましては、一層効率的な業務運営を徹底し、協会に課せられた責務の遂行に努める所存でございます。
委員各位の変わらざる御協力と御支援をお願いし、あわせて、何とぞよろしく御審議の上、御承認賜りますようお願い申し上げます。
佐
佐
左
左藤章#10
○左藤委員 自由民主党の左藤章でございます。
質問をさせていただきたいと思います。
最近のメディア、特にテレビ局の体質、視聴率至上主義というのがまかり通っている感じがします。行き過ぎた報道、また取材、さらに、記憶に新しいところでは、視聴率を上げるために会社の経費を使って云々という事件などがありました。国民から見れば、何をしているんだろうということに相なるわけであります。
その中で、放送、報道によって個人やまた団体が名誉、人権、その他を非常に傷つけられるというケースがたびたびあるわけであります。
電波は、もちろん有限の資源であることは当然であります。放送事業者に対しては放送法により政治的な公平性を図ることが求められているわけでありますが、残念なことに、昨年、我が党の総裁選挙の際、テレビ朝日の「TVタックル」、全く異なる場面を一つの場面に編集し、委員会で北朝鮮の拉致被害者に関する質問をする野党議員に対して、我が党の藤井孝男議員があたかもやじを飛ばしたかのように捏造、映像を編集し、放送したのがありました。直ちに我が党は、BPO、BRCに対して提訴をし、現在審理が行われているところであります。しかし、BRCには放送事業者に対する調査権限がありません。専ら放送事業者の提出する資料によって審理をするほかないわけであります。
また、昨年執行された衆議院の総選挙投票日直前に、ニュースステーションで、民主党の菅内閣の閣僚名簿と称して、PR番組、三十分ほど放映をされました。我が党は、政治的公平を害する放送であり、しかも選挙の公平性を害されたとして、先ほど申し上げたBRC、BPOに提訴をしたわけであります。BRCは、個人の問題しか取り扱わないということで、団体の報道被害は審理しないということで一蹴されました。
もともと、我が自由民主党の報道被害、テレビ朝日の椿問題が契機となってBRCが設立されたにもかかわらず、BRCがいつの間にか、団体の問題は審理の対象外にするという内規をつくってしまいました。これは、設立当時の経緯というものを無視したものじゃないか、このように言わざるを得ません。
放送法は、政治的公平を放送業者に対して義務として負わせているにもかかわらず、所管官庁である総務省は、編集の内容について調査をする権限がないと言い、他方では、報道被害の救済を図るために設立したはずのBRCも、いつの間にか団体の報道被害は取り扱わないという内規を決めています。結局、放送法の定める政治的公平の規定はないに等しい状態であります。
放送法の規定を実効あらしめる制度について、総務省としてはどのようにお考えになっているか、御質問をさせていただきたいと思います。
〔委員長退席、滝委員長代理着席〕
この発言だけを見る →質問をさせていただきたいと思います。
最近のメディア、特にテレビ局の体質、視聴率至上主義というのがまかり通っている感じがします。行き過ぎた報道、また取材、さらに、記憶に新しいところでは、視聴率を上げるために会社の経費を使って云々という事件などがありました。国民から見れば、何をしているんだろうということに相なるわけであります。
その中で、放送、報道によって個人やまた団体が名誉、人権、その他を非常に傷つけられるというケースがたびたびあるわけであります。
電波は、もちろん有限の資源であることは当然であります。放送事業者に対しては放送法により政治的な公平性を図ることが求められているわけでありますが、残念なことに、昨年、我が党の総裁選挙の際、テレビ朝日の「TVタックル」、全く異なる場面を一つの場面に編集し、委員会で北朝鮮の拉致被害者に関する質問をする野党議員に対して、我が党の藤井孝男議員があたかもやじを飛ばしたかのように捏造、映像を編集し、放送したのがありました。直ちに我が党は、BPO、BRCに対して提訴をし、現在審理が行われているところであります。しかし、BRCには放送事業者に対する調査権限がありません。専ら放送事業者の提出する資料によって審理をするほかないわけであります。
また、昨年執行された衆議院の総選挙投票日直前に、ニュースステーションで、民主党の菅内閣の閣僚名簿と称して、PR番組、三十分ほど放映をされました。我が党は、政治的公平を害する放送であり、しかも選挙の公平性を害されたとして、先ほど申し上げたBRC、BPOに提訴をしたわけであります。BRCは、個人の問題しか取り扱わないということで、団体の報道被害は審理しないということで一蹴されました。
もともと、我が自由民主党の報道被害、テレビ朝日の椿問題が契機となってBRCが設立されたにもかかわらず、BRCがいつの間にか、団体の問題は審理の対象外にするという内規をつくってしまいました。これは、設立当時の経緯というものを無視したものじゃないか、このように言わざるを得ません。
放送法は、政治的公平を放送業者に対して義務として負わせているにもかかわらず、所管官庁である総務省は、編集の内容について調査をする権限がないと言い、他方では、報道被害の救済を図るために設立したはずのBRCも、いつの間にか団体の報道被害は取り扱わないという内規を決めています。結局、放送法の定める政治的公平の規定はないに等しい状態であります。
放送法の規定を実効あらしめる制度について、総務省としてはどのようにお考えになっているか、御質問をさせていただきたいと思います。
〔委員長退席、滝委員長代理着席〕
武
武智健二#11
○武智政府参考人 ただいま、いわゆるBRC、放送と人権等権利に関する委員会の取り扱いについて関連してのお尋ねがございました。
このBRC、放送と人権等権利に関する委員会は、BPOという組織の中にできているわけでございますけれども、先生御指摘のとおり、BRCの審理対象となる苦情を申し立てることができる者はその運営規則において定められておりまして、「苦情を申し立てることができる者は、当分の間、その放送により権利の侵害を受けた個人またはその直接の利害関係人を原則とする。」とされているところでございます。
こう定められた趣旨でございますけれども、これは、人権等の侵害を受けた場合に、裁判を起こす力のないような弱い立場にある人ということで、個人を主体とするというふうに理解をしているわけでございます。このようにされた経緯につきまして、BRCが説明しているところによれば、これはあくまでも原則でありまして、企業や政党、自治体など団体からの苦情を取り扱わないことは原則とはしておりますけれども、裁判を起こす力のないような立場の弱い団体からの苦情までを閉ざしているのではないという説明をなされているところでございます。
そこで、それについてどうかということでございますけれども、先ほど先生からも御指摘のとおり、BRCが設立された経緯をかんがみますに、このBRCというものは、いわゆる放送番組の編集の自由という観点から放送事業者が自主的に設立をしている団体でございますので、まず、御指摘の点につきましても、BRCないしBPOにおいて十分議論をした上で、その上でまた私どもの方としても検討をさせていただきたいというふうに考えているところでございます。
この発言だけを見る →このBRC、放送と人権等権利に関する委員会は、BPOという組織の中にできているわけでございますけれども、先生御指摘のとおり、BRCの審理対象となる苦情を申し立てることができる者はその運営規則において定められておりまして、「苦情を申し立てることができる者は、当分の間、その放送により権利の侵害を受けた個人またはその直接の利害関係人を原則とする。」とされているところでございます。
こう定められた趣旨でございますけれども、これは、人権等の侵害を受けた場合に、裁判を起こす力のないような弱い立場にある人ということで、個人を主体とするというふうに理解をしているわけでございます。このようにされた経緯につきまして、BRCが説明しているところによれば、これはあくまでも原則でありまして、企業や政党、自治体など団体からの苦情を取り扱わないことは原則とはしておりますけれども、裁判を起こす力のないような立場の弱い団体からの苦情までを閉ざしているのではないという説明をなされているところでございます。
そこで、それについてどうかということでございますけれども、先ほど先生からも御指摘のとおり、BRCが設立された経緯をかんがみますに、このBRCというものは、いわゆる放送番組の編集の自由という観点から放送事業者が自主的に設立をしている団体でございますので、まず、御指摘の点につきましても、BRCないしBPOにおいて十分議論をした上で、その上でまた私どもの方としても検討をさせていただきたいというふうに考えているところでございます。
左
左藤章#12
○左藤委員 今お話ありましたように、BRCは個人。しかし、団体、いろいろな団体ありますけれども、それぞれ人格権というのはあるわけでありますから、やはりその辺は考えていただきたいと重ねて私は思います。
そこで、NHKさんにもちょっとお伺いをさせていただきたいと思います。
BRCは、もちろん独立機関、第三者機関でありますので、口を挟むということは非常に難しいかもしれません。しかし、今お話あったように、NHKさん、また民放さんが一緒になってつくった組織であります。できてもう七年になるわけでありますが、最近のBRCの活動についてどのように思われているのか、お伺いをしたいと思います。
この発言だけを見る →そこで、NHKさんにもちょっとお伺いをさせていただきたいと思います。
BRCは、もちろん独立機関、第三者機関でありますので、口を挟むということは非常に難しいかもしれません。しかし、今お話あったように、NHKさん、また民放さんが一緒になってつくった組織であります。できてもう七年になるわけでありますが、最近のBRCの活動についてどのように思われているのか、お伺いをしたいと思います。
海
海老沢勝二#13
○海老沢参考人 お答えいたします。
BRCができた当時は、今先生御指摘のように、放送による政治的公平さが欠けているんじゃなかろうかとか、あるいは放送によって人権を侵害されたという視聴者の苦情が相次ぎました。そういう中で、我々放送事業者としては、放送による言論、報道の自由を守っていこう、そういう観点から第三者機関、独立した機関をつくって視聴者からの苦情に対応していこう、そういう観点からつくったものであります。
そういう面で、苦情を審理する委員の先生方は、我々放送事業者以外の方々から人選をして、八人の委員の方々が独立した形で審理をしているものであります。
この七年の間、二十一件の委員会決定といいますか、勧告と見解という形で決定が出されております。我々放送事業者も、その決定に対しては真摯に受けとめ、放送倫理の確立のために今、努力しているところであります。
そのほか、十三年度からは、この委員会のあり方として、放送局と苦情申立人との間の仲介、あっせんをしていこう、そういう任務も設けまして、そういう中でこれまで三十一件のあっせん、仲介をして、お互いの話し合いがついているということも聞いております。
そういう面で、この委員会、いろいろな苦情がありますけれども、これまで着実に審理をし、判断をし、成果を上げつつあるだろうと認識しております。
放送に関しては、そのほかに放送番組向上協議会というのがありました。それとBROという機構を一本化して、できるだけ機能の強化といいますか、審理の迅速化、充実を図っていこうということで、BPO、いわゆる放送倫理・番組向上機構という形で組織を一本化し、できるだけ視聴者の苦情を迅速に処理していこう、そういう方向で今努力しているわけであります。
我々放送事業者もそういう苦情が来る前に、我々自身がやはり放送法にのっとって、視聴者の立場に立って公平な報道、そしてまた質の高い番組をつくっていくのが使命でありますので、できるだけ視聴者の苦情が来ないように番組の質の向上を図ってまいりたいと思っております。
この発言だけを見る →BRCができた当時は、今先生御指摘のように、放送による政治的公平さが欠けているんじゃなかろうかとか、あるいは放送によって人権を侵害されたという視聴者の苦情が相次ぎました。そういう中で、我々放送事業者としては、放送による言論、報道の自由を守っていこう、そういう観点から第三者機関、独立した機関をつくって視聴者からの苦情に対応していこう、そういう観点からつくったものであります。
そういう面で、苦情を審理する委員の先生方は、我々放送事業者以外の方々から人選をして、八人の委員の方々が独立した形で審理をしているものであります。
この七年の間、二十一件の委員会決定といいますか、勧告と見解という形で決定が出されております。我々放送事業者も、その決定に対しては真摯に受けとめ、放送倫理の確立のために今、努力しているところであります。
そのほか、十三年度からは、この委員会のあり方として、放送局と苦情申立人との間の仲介、あっせんをしていこう、そういう任務も設けまして、そういう中でこれまで三十一件のあっせん、仲介をして、お互いの話し合いがついているということも聞いております。
そういう面で、この委員会、いろいろな苦情がありますけれども、これまで着実に審理をし、判断をし、成果を上げつつあるだろうと認識しております。
放送に関しては、そのほかに放送番組向上協議会というのがありました。それとBROという機構を一本化して、できるだけ機能の強化といいますか、審理の迅速化、充実を図っていこうということで、BPO、いわゆる放送倫理・番組向上機構という形で組織を一本化し、できるだけ視聴者の苦情を迅速に処理していこう、そういう方向で今努力しているわけであります。
我々放送事業者もそういう苦情が来る前に、我々自身がやはり放送法にのっとって、視聴者の立場に立って公平な報道、そしてまた質の高い番組をつくっていくのが使命でありますので、できるだけ視聴者の苦情が来ないように番組の質の向上を図ってまいりたいと思っております。
左
左藤章#14
○左藤委員 電波は国民の財産でありますので、ぜひひとつ政治的にも公平な運営がなされるようにお願いを申し上げたいと思います。
次に、アーカイブスの件でお伺いをさせていただきたいと思います。
日曜日の深夜に「NHKアーカイブス」という番組があります。一月に、昭和四十六年の「新日本紀行 浪華芸人横丁」というのを見ていましたら、ちょうど私の地元の風景が出まして、懐かしく思いながら、よくこういう映像を残していただいたなと感心をしたわけであります。
こういうものがいろいろ放送される、また過去のいろいろな日本の動き、世界の動きというものを多分アーカイブスで残しているんだろうと思います。こういうすばらしい遺産を、公共放送としても、非常に文化的な問題でありますので、これからも残していただきたいと思いますし、そういうものを残す事業、これも、あちこちで見たい、特に、東京の放送センターもありますけれども、大阪にも、BKのところにも番組公開ライブラリーというのがあります。残念なことですが、東京、大阪しか今のところないわけであります。NHKさんがせっかく編集した、残してあるものをどこかで見たいなと思っても、全国でとれないわけですが、これについて計画がありましたらお答えをお願い申し上げたいと思います。
この発言だけを見る →次に、アーカイブスの件でお伺いをさせていただきたいと思います。
日曜日の深夜に「NHKアーカイブス」という番組があります。一月に、昭和四十六年の「新日本紀行 浪華芸人横丁」というのを見ていましたら、ちょうど私の地元の風景が出まして、懐かしく思いながら、よくこういう映像を残していただいたなと感心をしたわけであります。
こういうものがいろいろ放送される、また過去のいろいろな日本の動き、世界の動きというものを多分アーカイブスで残しているんだろうと思います。こういうすばらしい遺産を、公共放送としても、非常に文化的な問題でありますので、これからも残していただきたいと思いますし、そういうものを残す事業、これも、あちこちで見たい、特に、東京の放送センターもありますけれども、大阪にも、BKのところにも番組公開ライブラリーというのがあります。残念なことですが、東京、大阪しか今のところないわけであります。NHKさんがせっかく編集した、残してあるものをどこかで見たいなと思っても、全国でとれないわけですが、これについて計画がありましたらお答えをお願い申し上げたいと思います。
関
関根昭義#15
○関根参考人 御指摘のNHKアーカイブスにつきましては去年の二月一日から運用を開始していまして、これまで公開ライブラリーというものを結んでいる箇所はNHKの施設で十三カ所あります。
今の計画としましては、この十六年度から三カ年程度で、本部を除きましてNHKの放送局は五十三ありますけれども、これをすべて高速の光回線等で結んで、そういった公開ライブラリーが利用できるようにしていきたいというふうに考えています。
計画はそうでありますけれども、できるだけ早くやっていきたいというのが、率直な今のところの考えであります。
この発言だけを見る →今の計画としましては、この十六年度から三カ年程度で、本部を除きましてNHKの放送局は五十三ありますけれども、これをすべて高速の光回線等で結んで、そういった公開ライブラリーが利用できるようにしていきたいというふうに考えています。
計画はそうでありますけれども、できるだけ早くやっていきたいというのが、率直な今のところの考えであります。
左
左藤章#16
○左藤委員 そういうものを全国の方々が見られるようになっていただきたい、このように思います。ぜひお願いをしたいと思います。
それと、今、よく俗に言うブロードバンドの時代ということになります。そういうアーカイブスで集められたものを、全国の人たちが見るだけじゃなくて、インターネットで見ることができないだろうか。もちろんこれは知的財産の問題、相当いろいろな問題があることは承知しておりますけれども、それだけのすばらしいもの、また文化的に非常に価値の高いものを国民が見たりすることができるということはすばらしいことだと思います。
こういうことに関して、インターネットの利用についてどのようにお考えになっているだろうか、お答えをお願い申し上げたいと思います。
この発言だけを見る →それと、今、よく俗に言うブロードバンドの時代ということになります。そういうアーカイブスで集められたものを、全国の人たちが見るだけじゃなくて、インターネットで見ることができないだろうか。もちろんこれは知的財産の問題、相当いろいろな問題があることは承知しておりますけれども、それだけのすばらしいもの、また文化的に非常に価値の高いものを国民が見たりすることができるということはすばらしいことだと思います。
こういうことに関して、インターネットの利用についてどのようにお考えになっているだろうか、お答えをお願い申し上げたいと思います。
関
関根昭義#17
○関根参考人 政府に知的財産戦略本部というのがありますけれども、その下にコンテンツ専門調査会というものがあります。これが今週初め、コンテンツ産業、そういったものを国家戦略の柱の一つとしてやっていこうということで、官民挙げてコンテンツ産業を振興させようという提言をまとめています。
このコンテンツ産業の中でも放送事業というのは中核をなすものでありまして、その中でも、御承知のように、NHKというのは膨大な映像資産を持っています。私どもは、いわゆる卸提供というので、業者に対してはいろいろな映像をお渡しすることはできますけれども、個々に対してはそれは今はやっていません。しかし、ブロードバンド時代ということもありまして、今ブロードバンド事業者が商用化実験というものを始めようという計画があるので、そういったものもにらみながら、いろいろな映像をこれから提供していこうという計画を持っています。
ともかく、私どもが持っている映像資産を国民、社会に還元する一つの方策としまして、そういったコンテンツの流通をやっていきたいというふうに考えています。
この発言だけを見る →このコンテンツ産業の中でも放送事業というのは中核をなすものでありまして、その中でも、御承知のように、NHKというのは膨大な映像資産を持っています。私どもは、いわゆる卸提供というので、業者に対してはいろいろな映像をお渡しすることはできますけれども、個々に対してはそれは今はやっていません。しかし、ブロードバンド時代ということもありまして、今ブロードバンド事業者が商用化実験というものを始めようという計画があるので、そういったものもにらみながら、いろいろな映像をこれから提供していこうという計画を持っています。
ともかく、私どもが持っている映像資産を国民、社会に還元する一つの方策としまして、そういったコンテンツの流通をやっていきたいというふうに考えています。
左
左藤章#18
○左藤委員 今お答えがありましたように、ぜひ、NHKさんの持っているすばらしいコンテンツ、これをやはり国民に還元していただきたい、このように改めてお願いを申し上げて、質問を終わらせていただきます。
ありがとうございました。
この発言だけを見る →ありがとうございました。
滝
岡
岡本芳郎#20
○岡本(芳)委員 自由民主党の岡本芳郎でございます。昨年十一月に当選いたしました新人議員でございます。どうかよろしくお願いいたします。
具体的な点につきまして、数点御質問したいと思います。
まず第一点目はデジタル放送でございますが、いよいよ昨年の十二月一日から地上デジタル放送が始まったわけでございます。今の計画によりますと、平成二十三年七月二十四日までにアナログ放送からデジタル放送に全面移行するというふうに聞いておりますが、この地上デジタル放送をより効果的に行うためには、やはり今の東京タワーではなく、もっと大きなテレビタワーが計画されておると聞いております。
この計画の状況及び現在の進捗状況等について、お伺いしたいと思います。総務副大臣、よろしくお願いします。
〔滝委員長代理退席、委員長着席〕
この発言だけを見る →具体的な点につきまして、数点御質問したいと思います。
まず第一点目はデジタル放送でございますが、いよいよ昨年の十二月一日から地上デジタル放送が始まったわけでございます。今の計画によりますと、平成二十三年七月二十四日までにアナログ放送からデジタル放送に全面移行するというふうに聞いておりますが、この地上デジタル放送をより効果的に行うためには、やはり今の東京タワーではなく、もっと大きなテレビタワーが計画されておると聞いております。
この計画の状況及び現在の進捗状況等について、お伺いしたいと思います。総務副大臣、よろしくお願いします。
〔滝委員長代理退席、委員長着席〕
田
田端正広#21
○田端副大臣 お答えいたします。
御指摘のように、今の東京タワー、これは三百メートルと言われておりますが、首都圏においてはそれの倍といいますか、六百メートルタワーということで超高層のタワーについての議論が行われているところでございます。
現在、NHK及び民放キー局五社によって、在京六社新タワー推進プロジェクトというのが昨年十二月十七日に発足しておりまして、今その点について議論されているところと伺っております。
このプロジェクトにおいて事業者間で話をされていることでございますが、現東京タワーを継続利用するということも含めて、立地条件、あるいは経済的な問題、そういったことも総合的に勘案した上でどうするかということでの新しい構想ということで今検討されていると伺っております。しかし、まだ具体的に、いつ、どこで、どこにということには至っていない、こう伺っております。
それで、実は私も先般東京タワーに視察に行かせていただきましたが、ちょうど二百六十メートルのところにデジタルテレビのアンテナがあるわけでありますけれども、その地点から見てみますと、確かに近場にたくさんの大きなビルがあるという意味でもっと高いタワーが必要だ、こういう議論は確かに現実の問題だなとは思いました。
しかし、デジタル化については、中継局をたくさんつくってやっていく、そういうこともいろいろ検討されているようでありまして、経済的な問題、そして立地的な条件、そういうことも今後勘案されながら最終的な事業者間での結論になるんではないか、こう判断しておりますので、総務省としてはその検討を見守っていきたい、こういうふうに考えております。
この発言だけを見る →御指摘のように、今の東京タワー、これは三百メートルと言われておりますが、首都圏においてはそれの倍といいますか、六百メートルタワーということで超高層のタワーについての議論が行われているところでございます。
現在、NHK及び民放キー局五社によって、在京六社新タワー推進プロジェクトというのが昨年十二月十七日に発足しておりまして、今その点について議論されているところと伺っております。
このプロジェクトにおいて事業者間で話をされていることでございますが、現東京タワーを継続利用するということも含めて、立地条件、あるいは経済的な問題、そういったことも総合的に勘案した上でどうするかということでの新しい構想ということで今検討されていると伺っております。しかし、まだ具体的に、いつ、どこで、どこにということには至っていない、こう伺っております。
それで、実は私も先般東京タワーに視察に行かせていただきましたが、ちょうど二百六十メートルのところにデジタルテレビのアンテナがあるわけでありますけれども、その地点から見てみますと、確かに近場にたくさんの大きなビルがあるという意味でもっと高いタワーが必要だ、こういう議論は確かに現実の問題だなとは思いました。
しかし、デジタル化については、中継局をたくさんつくってやっていく、そういうこともいろいろ検討されているようでありまして、経済的な問題、そして立地的な条件、そういうことも今後勘案されながら最終的な事業者間での結論になるんではないか、こう判断しておりますので、総務省としてはその検討を見守っていきたい、こういうふうに考えております。
岡
岡本芳郎#22
○岡本(芳)委員 これは、でき上がりましたら、新しい日本の名所、あるいは観光的にも相当な効果も発揮すると思われます。ぜひ前向きに検討していただいて、あらゆる面で効果を発揮していただきたいと思うところでございます。
次に、NHKにお聞きしたいわけでございますが、NHKの事業計画によりますと、障害者、高齢者に向けた放送サービスの充実というのが、これは三つも書かれておるようでございますが、いわゆる字幕放送あるいは手話放送、こういったものを今までどのように充実してきたのか、お伺いいたしたいと思います。
この発言だけを見る →次に、NHKにお聞きしたいわけでございますが、NHKの事業計画によりますと、障害者、高齢者に向けた放送サービスの充実というのが、これは三つも書かれておるようでございますが、いわゆる字幕放送あるいは手話放送、こういったものを今までどのように充実してきたのか、お伺いいたしたいと思います。
関
関根昭義#23
○関根参考人 NHKでは、字幕放送につきまして、昭和六十年度から総合テレビを中心にして自主的に行ってきています。ちょうど平成九年度に、当時の郵政省、いわゆる行政の指針というので、例えばニュースとかスポーツ放送、生番組とか、著作権上字幕放送が難しいといったものを除きまして、朝の七時から深夜十二時まで、十七時間ですけれども、ここのすべての時間帯を字幕化するという指針があるんですけれども、この行政の指針に基づいてその達成に今全力を挙げているところであります。
ただ、私どもの計画としましては、これは平成十九年度までに達成することになっているんですけれども、大体一年前倒しで、平成十八年度ごろには一〇〇%達成できるという見通しがつきましたので、現在力を入れているのは、いわゆるニュースとかスポーツ中継、そういった生放送を字幕化するということであります。
当面、今年度、十六年度の計画でありますけれども、すべての放送時間に占める割合で、例えば総合テレビですと三六%弱、こういった計画値を持っていまして、これをとにかく少しでも引き上げていこうということを今考えておるところであります。
それと、なぜ聴覚障害者に字幕放送を基本にしているかといいますと、私ども、以前手話で対処したことがあるんですけれども、番組の端っこに丸ワイプというので、非常にわかりにくいものだというので視聴者から不平が出まして、それから字幕放送中心にやっていくということをしているんです。当然、ニュースにつきましても、今教育テレビで、十六年度の予定でも六つの手話の番組をやっていまして、全く手話をやっていないというわけではありません。
ともかく、字幕放送を当面重視させる傍らで、手話の放送にも力を入れていくという考えでやるつもりであります。
この発言だけを見る →ただ、私どもの計画としましては、これは平成十九年度までに達成することになっているんですけれども、大体一年前倒しで、平成十八年度ごろには一〇〇%達成できるという見通しがつきましたので、現在力を入れているのは、いわゆるニュースとかスポーツ中継、そういった生放送を字幕化するということであります。
当面、今年度、十六年度の計画でありますけれども、すべての放送時間に占める割合で、例えば総合テレビですと三六%弱、こういった計画値を持っていまして、これをとにかく少しでも引き上げていこうということを今考えておるところであります。
それと、なぜ聴覚障害者に字幕放送を基本にしているかといいますと、私ども、以前手話で対処したことがあるんですけれども、番組の端っこに丸ワイプというので、非常にわかりにくいものだというので視聴者から不平が出まして、それから字幕放送中心にやっていくということをしているんです。当然、ニュースにつきましても、今教育テレビで、十六年度の予定でも六つの手話の番組をやっていまして、全く手話をやっていないというわけではありません。
ともかく、字幕放送を当面重視させる傍らで、手話の放送にも力を入れていくという考えでやるつもりであります。
岡
岡本芳郎#24
○岡本(芳)委員 耳の不自由な方からいろいろお話を聞きましたら、字幕放送については、普通のテレビでは映らなくて特別なチューナーを持ったテレビでないと映らない、それの生産ももう既にほとんど終わってしまって、これからはつけようと思ってもつかない。さらに、手話放送につきましても、たった一日三十分程度しかないわけでございます。耳の不自由な方がテレビを見ようと思ってもなかなか見られない、これは非常にやはり問題だと思うところでございます。
先日、耳の日というのがありまして、その記念大会へ出てあいさついたしましたら、大変親切なんですね。ちゃんとあいさつ文を前もって字を映写する、そしてなおかつ手話まで入れて、皆さんによくわかるようにサービスしている。そういった優しさが非常にあふれているという感じの大会であったわけでございます。どうもNHKの今までのやり方、努力はしておるようには見えるわけでございますが、実態的にはかなり厳しいんではないかと思うところでございます。今どうのこうのと言ってもしようがないわけでございますが、今後とも、ぜひ弱者に温かい放送をしていただけるよう要望しておきます。
次に、日本放送協会、NHKは、放送法によりまして、公共の福祉のため、あまねく日本全国において受信できるように豊かで、かつ、よい放送番組による国内放送を行うということになっておるわけでございます。そして、受信設備を持つ者から受信料を取ることになっております。
ということは、やはり内容のいい、そしてみんながよく見る、視聴率の高い番組を編成するべきだと思うところでございます。視聴率の低い、だれもが好まないような番組では、料金を取ることもかなり難しいんではないかと思うところでございます。
ちなみに、日曜日の午前中、よく我々は政治番組を見るわけでございますが、七時三十分からの「報道二〇〇一」ですか、八チャンネル、これの視聴率が六・二%、九時のNHKの「日曜討論」は四・四%、そして十時からの「サンデープロジェクト」は八・一%、このぐらい差があるわけですね。
昔から、この「日曜討論」、ずっと見ておりますが、十年一昔、一つも内容が変わっていないんではないか。中身の議論は変わるわけでございますが、やり方がほとんど変わっていない。こういったことで、視聴率もなかなか厳しいのではないかというふうに思っております。
また、ニュース番組を見ましても、民放と相当違うところがあるわけでございます。何が違うか。芸能ニュースが非常に少ないんですね。これはNHKのプライドか何か知りませんが、私はやはりおかしいんではないか。世の中のニュースを見る人は、いろいろなレベルの方がおります。いろいろな種類の方がおります。芸能の好きな方もいっぱいおるわけでございます。世の奥様方、大変芸能ニュースが好きでございます。したがって、民放をどんどん見ます。NHKはほとんど見ません。
こういったことを踏まえて、やはり何らかの改善をぜひお願いしたいと思うところでございますが、NHKの御意見をお伺いしたいと思います。
この発言だけを見る →先日、耳の日というのがありまして、その記念大会へ出てあいさついたしましたら、大変親切なんですね。ちゃんとあいさつ文を前もって字を映写する、そしてなおかつ手話まで入れて、皆さんによくわかるようにサービスしている。そういった優しさが非常にあふれているという感じの大会であったわけでございます。どうもNHKの今までのやり方、努力はしておるようには見えるわけでございますが、実態的にはかなり厳しいんではないかと思うところでございます。今どうのこうのと言ってもしようがないわけでございますが、今後とも、ぜひ弱者に温かい放送をしていただけるよう要望しておきます。
次に、日本放送協会、NHKは、放送法によりまして、公共の福祉のため、あまねく日本全国において受信できるように豊かで、かつ、よい放送番組による国内放送を行うということになっておるわけでございます。そして、受信設備を持つ者から受信料を取ることになっております。
ということは、やはり内容のいい、そしてみんながよく見る、視聴率の高い番組を編成するべきだと思うところでございます。視聴率の低い、だれもが好まないような番組では、料金を取ることもかなり難しいんではないかと思うところでございます。
ちなみに、日曜日の午前中、よく我々は政治番組を見るわけでございますが、七時三十分からの「報道二〇〇一」ですか、八チャンネル、これの視聴率が六・二%、九時のNHKの「日曜討論」は四・四%、そして十時からの「サンデープロジェクト」は八・一%、このぐらい差があるわけですね。
昔から、この「日曜討論」、ずっと見ておりますが、十年一昔、一つも内容が変わっていないんではないか。中身の議論は変わるわけでございますが、やり方がほとんど変わっていない。こういったことで、視聴率もなかなか厳しいのではないかというふうに思っております。
また、ニュース番組を見ましても、民放と相当違うところがあるわけでございます。何が違うか。芸能ニュースが非常に少ないんですね。これはNHKのプライドか何か知りませんが、私はやはりおかしいんではないか。世の中のニュースを見る人は、いろいろなレベルの方がおります。いろいろな種類の方がおります。芸能の好きな方もいっぱいおるわけでございます。世の奥様方、大変芸能ニュースが好きでございます。したがって、民放をどんどん見ます。NHKはほとんど見ません。
こういったことを踏まえて、やはり何らかの改善をぜひお願いしたいと思うところでございますが、NHKの御意見をお伺いしたいと思います。
海
海老沢勝二#25
○海老沢参考人 お答えいたします。
今、「日曜討論」、九時から一時間あるいは一時間十五分やっておりますが、その前身は「国会討論会」という形で、戦後、新しい憲法のもとで、ラジオ時代から営々とやってきました。その後、国会閉会中に「国会討論会」というのも題名がおかしいだろうということで、今「日曜討論」という形で、国会中は国会の先生方を中心に、国政の重要な課題、問題について討論を放映しております。
御承知のように、我々放送事業者は、放送法に基づいて、政治的な公平公正さが求められております。そして、意見が対立したものについては、双方の意見を紹介し、視聴者に判断をゆだねるというのが基本的な編集方針であります。
そういう中で討論をいたしますと、やはりこの公平さというものをどう見るか、一方的に偏ったものだけの討論でいいのかどうか、いろいろな難しい問題もあります。ですから、これまで「国会討論会」、「日曜討論」もやっておりますけれども、各党の割り振りの問題、また、各党代表による出演も各党にそれぞれお願いする、その辺のいろいろな問題を抱えながらの番組の制作を我々はしているところであります。
ですから、おもしろく、おかしくすれば、これはどうにでもできるわけで、それが本当に視聴者のためにいいのかどうかは疑問だろうということで、今の政治的な公平さをやはり眼目にしてやっているというのが現状であります。
それと同時に、やはり時代の変化、そしてまた国民の視聴傾向というものも変わってきております。今先生から視聴率のお話が出ましたけれども、今の視聴率調査が果たして適正なものかどうか、私は疑問に思っております。ですから我々は、あくまでも、視聴率にかかわりなく、伝えるべきものを伝える、視聴者に情報を提供するものはすべきだ、そういう中で放送しているということを御理解願いたいと思っております。
それから、芸能ニュースの強化でありますが、御承知のように、今価値観も多様化する、またいろいろな面で芸能ニュースが大きく取り上げられる時代になりました。ですから、私どもも、今一般のニュースの中でも、この前、俳優の渡辺謙さんがアカデミー賞の候補に上りました、それについてもいろいろ報道いたしましたし、また森光子さんが「放浪記」の千七百回の公演を務めたというようなこともニュースとして取り上げております。
ですから、そういうニュース性、社会性のあるものについてはこれまでのように取り上げていくつもりであります。ただ、興味本位に走ったり、あるいはプライバシーを侵すような問題を一々取り上げることはいかがかと思っております。
いずれにしても、視聴者のそういうニーズにこたえなければ公共放送としても成り立ちませんので、あくまでも我々は国民の信頼の上に成り立っている、そういう視聴者本位の中で適正なニュースを取り上げていきたいと思っております。
これから、二十四時間ニュースを私どもやりたいとお願いしておりますけれども、そういう新しいニュースチャンネルができれば、当然芸能ニュースの枠を設けるとか、いろいろな形での多様なニュースチャンネルができるだろうと思っております。
この発言だけを見る →今、「日曜討論」、九時から一時間あるいは一時間十五分やっておりますが、その前身は「国会討論会」という形で、戦後、新しい憲法のもとで、ラジオ時代から営々とやってきました。その後、国会閉会中に「国会討論会」というのも題名がおかしいだろうということで、今「日曜討論」という形で、国会中は国会の先生方を中心に、国政の重要な課題、問題について討論を放映しております。
御承知のように、我々放送事業者は、放送法に基づいて、政治的な公平公正さが求められております。そして、意見が対立したものについては、双方の意見を紹介し、視聴者に判断をゆだねるというのが基本的な編集方針であります。
そういう中で討論をいたしますと、やはりこの公平さというものをどう見るか、一方的に偏ったものだけの討論でいいのかどうか、いろいろな難しい問題もあります。ですから、これまで「国会討論会」、「日曜討論」もやっておりますけれども、各党の割り振りの問題、また、各党代表による出演も各党にそれぞれお願いする、その辺のいろいろな問題を抱えながらの番組の制作を我々はしているところであります。
ですから、おもしろく、おかしくすれば、これはどうにでもできるわけで、それが本当に視聴者のためにいいのかどうかは疑問だろうということで、今の政治的な公平さをやはり眼目にしてやっているというのが現状であります。
それと同時に、やはり時代の変化、そしてまた国民の視聴傾向というものも変わってきております。今先生から視聴率のお話が出ましたけれども、今の視聴率調査が果たして適正なものかどうか、私は疑問に思っております。ですから我々は、あくまでも、視聴率にかかわりなく、伝えるべきものを伝える、視聴者に情報を提供するものはすべきだ、そういう中で放送しているということを御理解願いたいと思っております。
それから、芸能ニュースの強化でありますが、御承知のように、今価値観も多様化する、またいろいろな面で芸能ニュースが大きく取り上げられる時代になりました。ですから、私どもも、今一般のニュースの中でも、この前、俳優の渡辺謙さんがアカデミー賞の候補に上りました、それについてもいろいろ報道いたしましたし、また森光子さんが「放浪記」の千七百回の公演を務めたというようなこともニュースとして取り上げております。
ですから、そういうニュース性、社会性のあるものについてはこれまでのように取り上げていくつもりであります。ただ、興味本位に走ったり、あるいはプライバシーを侵すような問題を一々取り上げることはいかがかと思っております。
いずれにしても、視聴者のそういうニーズにこたえなければ公共放送としても成り立ちませんので、あくまでも我々は国民の信頼の上に成り立っている、そういう視聴者本位の中で適正なニュースを取り上げていきたいと思っております。
これから、二十四時間ニュースを私どもやりたいとお願いしておりますけれども、そういう新しいニュースチャンネルができれば、当然芸能ニュースの枠を設けるとか、いろいろな形での多様なニュースチャンネルができるだろうと思っております。
岡
岡本芳郎#26
○岡本(芳)委員 最後の方は大変いい、前向きな答弁ありがとうございました。
政治番組は公平公正であることは当然でございますが、それとおもしろくないということとは大分違うんじゃないかと思います。そういう点もやはりもう少し考えていただきまして、だれもが楽しく見られるようにしていただきたいということを要望して、終わります。
ありがとうございました。
この発言だけを見る →政治番組は公平公正であることは当然でございますが、それとおもしろくないということとは大分違うんじゃないかと思います。そういう点もやはりもう少し考えていただきまして、だれもが楽しく見られるようにしていただきたいということを要望して、終わります。
ありがとうございました。
佐
奥
奥野信亮#28
○奥野委員 自由民主党の奥野信亮でございます。
私は、この間の選挙前まで民間企業で社長として経営していたものですから、NHKさんは公共放送ということで、目的は若干私どもと違ったわけでありますけれども、今度の予算案を大変興味を持ちながら拝見させていただき、少し御質問をさせていただきたいと思っておるわけであります。
特に、今NHKさんを取り巻く環境というのは、大変コストアップ要因がメジロ押しではないかなと思います。特に技術進歩の著しい通信技術を前提として、デジタル放送等の設備投資のニーズが高い、あるいは視聴者の価値観の多様化、またそれからスピーディーに非常に価値観が変化しますから、そういった意味で制作費の高騰というのもかなりあるんだろうと思います。
こうした環境で、一方では受信料がなかなか伸びない、サチュレートしているというような状況を考えますと、それが大変な懸念だなということを感じつつ、公共放送という役割を果たしつつも、いつもお客様満足度の向上を期待して事業を営んでいただきたいなと私は常日ごろから思っている次第であります。
そうした中で、最初に、NHKさんに地域放送の件についてお伺いをしたいと思っております。
日本は今景気回復に向けて大変明るい兆しが出てきておりますけれども、まだまだこの景気回復は都会だけで、地方の活性化がこれから期待されるところであります。特に、日本の経済力を支えてきたのは地域に多く存在する中小企業の技術力と知恵というふうに私は思っておりまして、地域経済に支えられてこそ日本の経済再生もあり得るだろう、こんな感じを持っている次第であります。先般、小泉総理が広島県の中小企業を御訪問されて元気づけられたというのもこの一環ではないかなと思っております。
そのために、放送の役割というものは大変大きいだろうと思いますし、各地域それぞれの特性を生かした産業振興の取り組みとか、あるいは地域で頑張る企業の姿を紹介するような地域放送の充実というのは、公共放送の役割として大変大切だな、こう感じる次第であります。
また、私は、先祖代々奈良県の大和の地で生まれて育ってまいりました。この大和の美しい風景や先人の築き上げました歴史とか文化とか伝統あるいは史跡というものは、いつまでも丁寧に守って、なおかつ子孫に受け継いでいくという必要性があるわけであります。
先般も平城京遷都千三百年に向けて、二〇一〇年にこれがなるわけでありますけれども、それに向けていろいろな平城京の史跡を復元している活動がございます。この間も、大極殿の立柱式というのをやりました。その前には平城京の朱雀門というものが完成した。奈良県の県民挙げて、多くの国民の皆さん方にも理解をしていただこうということでこういう活動をしているわけでありますけれども、こうした文化や伝統を守り育てるのもNHKさんの地域放送局の役割ではないかな、こんな感じを持っている次第であります。十六年度のNHKさんの事業計画を見ますと、地域から全国への情報発信を積極的に推進するというふうにうたわれております。
そこで、十六年度、地域放送の充実や地域からの情報発信について、全国向けの発信について、具体的にどのように取り組まれているのかを教えていただければと思っております。
この発言だけを見る →私は、この間の選挙前まで民間企業で社長として経営していたものですから、NHKさんは公共放送ということで、目的は若干私どもと違ったわけでありますけれども、今度の予算案を大変興味を持ちながら拝見させていただき、少し御質問をさせていただきたいと思っておるわけであります。
特に、今NHKさんを取り巻く環境というのは、大変コストアップ要因がメジロ押しではないかなと思います。特に技術進歩の著しい通信技術を前提として、デジタル放送等の設備投資のニーズが高い、あるいは視聴者の価値観の多様化、またそれからスピーディーに非常に価値観が変化しますから、そういった意味で制作費の高騰というのもかなりあるんだろうと思います。
こうした環境で、一方では受信料がなかなか伸びない、サチュレートしているというような状況を考えますと、それが大変な懸念だなということを感じつつ、公共放送という役割を果たしつつも、いつもお客様満足度の向上を期待して事業を営んでいただきたいなと私は常日ごろから思っている次第であります。
そうした中で、最初に、NHKさんに地域放送の件についてお伺いをしたいと思っております。
日本は今景気回復に向けて大変明るい兆しが出てきておりますけれども、まだまだこの景気回復は都会だけで、地方の活性化がこれから期待されるところであります。特に、日本の経済力を支えてきたのは地域に多く存在する中小企業の技術力と知恵というふうに私は思っておりまして、地域経済に支えられてこそ日本の経済再生もあり得るだろう、こんな感じを持っている次第であります。先般、小泉総理が広島県の中小企業を御訪問されて元気づけられたというのもこの一環ではないかなと思っております。
そのために、放送の役割というものは大変大きいだろうと思いますし、各地域それぞれの特性を生かした産業振興の取り組みとか、あるいは地域で頑張る企業の姿を紹介するような地域放送の充実というのは、公共放送の役割として大変大切だな、こう感じる次第であります。
また、私は、先祖代々奈良県の大和の地で生まれて育ってまいりました。この大和の美しい風景や先人の築き上げました歴史とか文化とか伝統あるいは史跡というものは、いつまでも丁寧に守って、なおかつ子孫に受け継いでいくという必要性があるわけであります。
先般も平城京遷都千三百年に向けて、二〇一〇年にこれがなるわけでありますけれども、それに向けていろいろな平城京の史跡を復元している活動がございます。この間も、大極殿の立柱式というのをやりました。その前には平城京の朱雀門というものが完成した。奈良県の県民挙げて、多くの国民の皆さん方にも理解をしていただこうということでこういう活動をしているわけでありますけれども、こうした文化や伝統を守り育てるのもNHKさんの地域放送局の役割ではないかな、こんな感じを持っている次第であります。十六年度のNHKさんの事業計画を見ますと、地域から全国への情報発信を積極的に推進するというふうにうたわれております。
そこで、十六年度、地域放送の充実や地域からの情報発信について、全国向けの発信について、具体的にどのように取り組まれているのかを教えていただければと思っております。
海
海老沢勝二#29
○海老沢参考人 私どもNHKは、全国放送と同時にまた地域放送という二本立てで成り立っております。現在、東京を除いて地方局は各県に一局ずつ、北海道は例外として、九州より地域が広いために六局置いてあります。福岡だけが北九州と福岡と二つありますが、あわせて五十三局体制で放送をしております。
やはり、日本は、昔は三百諸侯と言われたほど、各地方にはそれぞれのすぐれた歴史、文化があります。私どもは、やはり日本のすぐれた伝統文化を守り、その上にまた新しい文化を創造していくというのも放送事業者の大きな役割、使命だろうということで、そういう地方の文化をできるだけ取り上げようということで、いろいろな形で番組をつくっているところであります。
それを地域だけでなくて、今全国発信、いわゆる全国向けに放送する、そしてまたそれは直ちに世界に放送されるわけでありますから、そういう面で今全国発信というものにもかなり時間を割いております。地域だけの放送では、今それぞれ各局、総合テレビは平均三時間ずつ放送しております。ラジオも第一放送、FM放送等で二時間から三時間、時間を割いて放送しております。これからデジタル放送になればますます、データ放送は双方向機能がありますので、いろいろ地域の住民の生活に役立つような情報がいつでも放送できる体制が整うわけであります。
いずれにしても、地域にはそれぞれの産業、暮らしがありますので、我々は各放送局を中心に全国ネットワークを組んでおりますから、いつでもそれに対応できるわけであります。特に、災害時等についてはそういうネットワークを生かしながら、国民の生命財産を守るということを前提に、いろいろな今施策を強化しているところでございます。
この発言だけを見る →やはり、日本は、昔は三百諸侯と言われたほど、各地方にはそれぞれのすぐれた歴史、文化があります。私どもは、やはり日本のすぐれた伝統文化を守り、その上にまた新しい文化を創造していくというのも放送事業者の大きな役割、使命だろうということで、そういう地方の文化をできるだけ取り上げようということで、いろいろな形で番組をつくっているところであります。
それを地域だけでなくて、今全国発信、いわゆる全国向けに放送する、そしてまたそれは直ちに世界に放送されるわけでありますから、そういう面で今全国発信というものにもかなり時間を割いております。地域だけの放送では、今それぞれ各局、総合テレビは平均三時間ずつ放送しております。ラジオも第一放送、FM放送等で二時間から三時間、時間を割いて放送しております。これからデジタル放送になればますます、データ放送は双方向機能がありますので、いろいろ地域の住民の生活に役立つような情報がいつでも放送できる体制が整うわけであります。
いずれにしても、地域にはそれぞれの産業、暮らしがありますので、我々は各放送局を中心に全国ネットワークを組んでおりますから、いつでもそれに対応できるわけであります。特に、災害時等についてはそういうネットワークを生かしながら、国民の生命財産を守るということを前提に、いろいろな今施策を強化しているところでございます。