市村浩一郎の発言 (内閣委員会)

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○市村委員 大変重い決意というのは、私は貴重だと思います。
 ただ、これは皆さん大先輩方に釈迦に説法でございますけれども、一人の人間を育てるということは、決して規則とか指導でできるものではないわけでありまして、やはり現場の校長先生にそれだけのリーダーシップがあるということ、私もそう思います。ただ、そのリーダーシップをとるべき校長先生はやはり人格者でなくちゃならない、人格識見ともにすぐれた方であって、本当に子供の将来を考えていく方でなくてはならないというふうに私は思いますので、だから、もともと指導をされなくてもそういうことが自然に身についてできる方を校長先生にしていただかないと本当に子供たちは浮かばれないですね。
 私の地元で、本当に熱心に中学校でやっていらっしゃった校長先生が自殺をされるという痛ましい事件が起きてしまいました。私も大変親しくさせていただき、御指導いただいた先生でございました。本当に熱心な、金八先生のモデルとなったような先生でございましたけれども、大変学校現場で悩み悩み、本当にあの方は人格識見ともにすぐれた先生だったと私は思いますが、結局、最後はみずから命を絶つという、本当に私も当選直後の話でしたのでショックを受けまして、落ち込んでいたときがありますけれども。
 とにかく、そうした方が行っても今苦労されるということでもありますから、もともとそういう方がついてほしいし、そういう方がついたときも、そういった御苦労をされないで、そんな痛ましいことにならないようなことを、ぜひとも私は改めてまたお願いをしたいというか、文部科学省の皆さんにはこのことを一点しっかりと心がけてやっていただきたいという思いでございます。
 人を育てるということは、もう何回も申しわけないんですけれども大変なことだ、私も自分の子供を育てながら本当に思う次第でありますので、またよろしくお願い申し上げます。
 では、次に参らせていただきます。今度は、農林水産省の方にお尋ねをしたいと思います。
 今回の特区法案の一部改正の中には、行政財産である漁港施設を民間に貸し付けることができるという特区を認めるかどうかということがございまして、これは貴重な行政財産でございますから、私は、そう安易に民間に貸し付けていいかどうかということは考えなければならない。
 それは私たち国民の財産でございますから、国民の財産を特定の方に貸し付けるということですから、当然きちっとした契約に基づいてされるということは信じております。
 しかし、その際、特にこれは漁港、漁村といっていいんでしょうか、にかかわる問題でありまして、大変地域性が、地域の結びつきが強いところにこうした規制緩和を行うということになってきますと、例えば、いや、これならもうかる、どうも国が行政財産を貸し出してくれるようだ、あそこへ行ったら、あそこに資本を投下すればこれは必ずもうかるとなったら、その場合、やっぱりある程度の資本家が、資本がそこに行きたいと思うのは資本の側からの考えとすれば当然でありまして、ただしかし、そのときに、地域のこと、特性を知らないような方、また地域の状況を無視するような方が突然漁村に入っていって、それでこれはもうかるからといって出ていかれると、その地域の特性や人間関係を崩してしまうようなことになりかねないと私は思います。
 ですから、規制緩和はいいんですけれども、そうした地域の特性や地域の事情を無視したような業者がここに入っていかないような、やっぱり地域から、特に特区というのはまさに地域からのアイデアに基づいてそれを認めていこうという話ですから、その辺のことをきちっと担保して、地域社会がそれによって崩壊に導かれないような、そうした事前の対応といいますか、準備は必要だと思います。
 それにつきまして、農林水産省の田中部長、またよろしくお願いいたします。

発言情報

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発言者: 市村浩一郎

speaker_id: 22286

日付: 2004-04-21

院: 衆議院

会議名: 内閣委員会