赤城徳彦の発言 (本会議)
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○赤城徳彦君 自由民主党の赤城徳彦であります。
ただいま議題となりました小泉内閣不信任決議案に対し、私は、自由民主党を代表して、断固反対の討論を行うものであります。(拍手)
小泉総理は、就任以来、いわゆる聖域なき構造改革の旗印と改革なくして成長なしの路線のもと、我が国の再生と発展を図るべく、規制改革、金融、税制など各般にわたり、改革を強力に進めてまいりました。デフレに苦しんだ日本経済も、小泉改革によって民需が主導する形で、明らかに回復と成長の道へと前進を始めたのであります。(拍手)
さらに今国会では、国民保護法制、年金改革、道路公団民営化など、これまで困難とされてきた改革に果断に取り組み、大きな成果を上げたところであります。
イラクに安定した民主的政権ができることは、国際社会にとっても我が国にとっても極めて重要であります。小泉内閣は、そのような考えのもと、イラク人道復興支援特別措置法に基づき、自衛隊による人道復興支援活動を開始したのであり、その活躍はイラク国民からも大いに感謝されているところであります。
さらに、暫定政府の樹立と新たな国連決議の要請という今日の状況にかんがみれば、各国と協調し、このような人道復興支援を通じて、イラクの安定と発展に努めていかなければならないことは、言うをまたないのであります。(拍手)
イラクにおいて発生した邦人人質事件では、毅然として、テロに屈せずの姿勢を堅持しつつ、あらゆるルートを通じて人質解放への努力を重ね、五人の方々の無事解放、保護につながりました。日朝間の懸案についても、総理のリーダーシップにより、膠着状態に陥っていた拉致家族の方々の帰国など、一つ一つ確実に成果を上げています。こうした成果は、国民の小泉内閣に対する高い支持率に結びついているところであります。(拍手)
良識ある皆さん、このような小泉内閣の業績に対し、どこに不信任案を突きつけられる理由があるのでありましょうか。まさに理不尽なものと言わざるを得ません。(拍手)
国会は、言うまでもなく、政策を持って議論を闘わせる場であります。しかるに、野党の諸君は、政策論争を避け、国民年金への加入が任意であった時代の何ら法的に問題のないことまであげつらって、大事な年金制度の審議を混乱に陥れようとしたのであります。
その攻撃をしていた前党首は、みずからの年金未納問題で辞任されました。(拍手)
さらに、ただいま趣旨弁明をされました岡田党首は、先般、国家公務員法第百三条の兼職禁止規定に違反し、六年九カ月も民間企業の取締役を兼任していたという、考えられないような国家公務員法違反を認めたのであります。懲役刑すら科せられるこの兼職禁止規定は、公務員に採用される際の研修において、真っ先に教えられるものであります。まして、国家公務員上級職試験を合格した人が知らなかったで通るものではありません。そのような人に不信任を出す資格があるでしょうか。(拍手)
この夏の民主党の参議院選挙のポスターは、岡田代表のアップと、「まっすぐに、ひたむきに。」というキャッチコピーだそうであります。以上のような違法行為をした人が、今回の選挙で、民主党を代表して、真っすぐひたむきさをアピールする資格が果たしてあると言えるでしょうか。(拍手)
年金制度改革については、少子化がさらに進行しているという現実を前にするならば、なおのこと、数字を伴わない絵そらごとではなく、具体的に給付と負担の関係にメスを入れ、数字の裏打ちのある施策を実行することが肝要であり、そのような努力がどうして不信任に値するのでありましょうか。
年金審議の過程で、自公民三党で、年金一元化問題を含む社会保障全般の一体的見直しに取り組むという合意がされました。公党間の合意をほごにしようとする動きがあるとすれば、そのことこそ糾弾されなければなりません。(拍手)
野党三党の諸君は、会期末をあしたに控えた本日この時期に、何ゆえ内閣不信任決議案を提出したのか、まことに理解に苦しむのであります。
建設的な議論もなく、しまいには衆参議場での牛歩戦術や議事妨害という政治闘争を繰り広げ、あげくに、出すことに意義があるとばかりに気の抜けたタイミングで内閣不信任決議案を出すとは、参議院選挙向けのパフォーマンスとしか評しようのないものであります。こういう党利党略むき出しの内閣不信任決議案は断固否定されるべきものであることを申し上げ、私の反対討論を終わります。(拍手)