薮中三十二の発言 (予算委員会)

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○薮中政府参考人 お答え申し上げます。
 今委員御指摘のとおり、昨二月二十五日から二十八日まで、北京において第二回の六者会合がございました。今回、第二回の会合でございますけれども、昨年の八月に第一回の会合がございました。そのときは、核問題について各国が基本的な立場を表明するということに終わりましたけれども、ようやく開かれた今回の第二回会合におきましては、核問題については相当実質的な協議ができたということを感じております。
 その中で、特に朝鮮半島の非核化、これが共通の目的であるということが確認されたということがございます。そしてまた、そうした中で、日本が特に重視しております、北朝鮮のすべての核計画、これを完全に、そして検証可能な形で、また不可逆的な形で廃棄する、このことについて、日本はアメリカ等々と協力しながらこれまで強調してまいりましたけれども、今回の会議におきまして、多くの参加国の間でその重要性の認識が深まったということは感じております。
 そしてまた、前回第一回の会合から第二回に至るに当たって六カ月の月日を要しましたけれども、そういうことであってはならない。そういう思いの中で、本年の六月末までに北京で第三回会合を開催する、またそして、十分な準備をするために作業部会を行う、作業部会を開いて今後の検討を行っていくということで、いわば六者会合の制度化ができたという意味では、これが、六者会合を通じて核問題の平和的解決を図っていくという我々の基本的な考え方からいえば、一つの前進であったとは思います。
 ただ、今委員御指摘のとおり、これは決して平たんな道ではございません。非常に難しい問題である。完全な廃棄といったときに、それがどういう対象であるか、また、どういう形で検証を行うのか、これは決して容易なことではございません。今後とも、日米韓の協力を強化していく、そしてまた、中国、ロシアとも協力して、一層強い外交努力をしていかなければいけないというふうに考えております。
 また、拉致問題でございますけれども、私は基調発言の中で、この拉致問題の解決の重要性を訴えました。六者会議のその場で訴えたわけでございます。また、各国からも日本に対する支持というか理解は深まっておりまして、アメリカも六者会議の全体会合の場でその重要性というのは指摘してくれたわけでございます。
 さらに、この問題はやはり日朝間で話し合って解決していかなければいけないということで、向こうの、北朝鮮の代表であります金桂冠副相との間で相当じっくりと時間をかけてやりとりをすることはできましたが、残念ながら、我々が主張する拉致問題の一日も早い解決、具体的には、八名の方々、御家族の一日も早い帰国と、そして十名の方々の安否不明、これについての徹底した調査ということでそれを強く求めましたが、残念ながら、先方からは積極的な回答を得るに至らなかったというのは、委員御指摘のとおりでございます。
 そういう意味で、この問題を一日も早く解決するため、日朝間での政府間協議を早く再開し、そして粘り強くさらに一層の働きかけをしていかなければいけないということを痛感した次第でございます。

発言情報

speech_id: 115905261X01820040303_005

発言者: 薮中三十二

speaker_id: 16687

日付: 2004-03-03

院: 衆議院

会議名: 予算委員会