中山成彬の発言 (予算委員会)
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○中山(成)委員 この拉致問題の解決がおくれましたら期限を区切って発動するぞ、そういう姿勢も私は大事なのではないか、このように考えておるところでございます。
ところで、私は、自民党の拉致問題対策本部の事務総長といたしまして、先月、本部長であります安倍幹事長とともに拉致被害者五人の方々を訪問してまいりました。
被害者の方々は、子供たちが進学とか就職とかあるいは結婚といった人生において一番大事な時期に差しかかっておりまして、そういう時期に子供さん方と一緒にいてあげられない、大変つらいと言っておられました。また、特に曽我ひとみさんでございますが、向こうでは家族一緒に住んでおられましたけれども、お一人で帰ってこられているわけでございます。また、御主人のジェンキンスさんのこともあるわけでございまして、大変つらいだろうな、このように拝察いたしました。
幸い、皆さん、家族の励ましとか、また、特に地元の方々が本当に自分のこととして御支援をしておられまして、本当にありがたいことだなと思った次第でございます。いろいろつらい思いを胸に抱いて本当にけなげに頑張っておられる姿を見まして、一日も早い解決を本当にしなきゃいかぬと決意を新たにした次第でございます。
また、拉致問題は、これら家族の帰国をもって解決じゃありません。まだ安否が確認されていない十名の拉致被害者に関する真相究明と、生存されている方々の帰国が早急に実現されなければなりません。
ところで、拉致問題に関する昨年来からの動きを見ておりますと、NGO関係者による子供たちのビデオ撮影許可、あるいは北京における平沢議員らとの接触、日朝ハイレベル協議に際しての田中審議官の逆指名と、北朝鮮側はさまざまなルートを使って日本側に揺さぶりをかけているように見受けられます。
北朝鮮のような独裁国家との交渉というのは非常に難しいものがあるとも考えるわけでございます。北朝鮮側につけ入られるすきを与えないように、交渉上のぶれを一切排除するとともに、交渉の窓口を一本化していかなければならないと考えるわけでございます。
政府は、これまでも日朝交渉の責任者は薮中局長であるという旨を再三にわたって強調してまいりましたが、他方、二月の日朝ハイレベル協議には田中外務審議官と薮中局長の二人が出席しておりまして、北朝鮮の報道では田中審議官が団長とされているような状態でございます。
そこで、外務大臣に確認いたします。
これからも北朝鮮は揺さぶりをかけてくると思われますけれども、今後とも日朝交渉の窓口は薮中局長に完全に一本化して、日本が一枚岩となって問題解決に当たっていくことをはっきりさせた方がいいと思うわけでございますが、外務大臣、いかがでしょうか。