高野博師の発言 (イラク人道復興支援活動等及び武力攻撃事態等への対処に関する特別委員会)

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○高野博師君 イラクが今のような状況、治安が相当悪くなっていると。例えば、ロシアなんかも八百人ほどの民間人が特別機で帰国をしていると。各国の民間人の出国も相当今増えているという状況にありまして、石油とか発電プラント、水道、情報通信、様々なインフラ関係に携わっている民間の方々が相当イラクから引き揚げているという状況があります。
 そこで、イラク自身が、国際的な協力がなければイラクの復興というのはできないわけでありますが、こういう誘拐、人質のような事件が一度起きると国のイメージというのは相当悪くなる、これを回復するのは相当容易でないということなんであります。そこで、今のような状況が続くとイラクというのは正にテロの、テロリストの巣窟になるかもしれませんが、国際的にも孤立するんではないか、そういうことはイラクの国民も望んではいないんではないかと思います。
 そこで、こういう人質の問題、十二か国で四十人ぐらいという尋常じゃない今状況がありますが、もう少し国際的なアピールをしたらどうかと。すなわち、例えば緊急の国連の安保理の中で、直ちに人質を解放しなさいという、あるいは誘拐をやめなさいというような緊急のアピールをすると。そして、国際的な包囲網を作ったわけで、ある意味で国際世論で圧力を掛けていくと。それがすぐ人質の解放につながるかどうかは分かりませんが、しかし長期的に、将来的に見た場合に、これはイラクの国民にとっても、あるいはスンニ派やシーア派の人たちにとっても、将来の国づくりにとっても相当のマイナスになるということをよく認識させる必要があると思うんですが、そういう意味では、この無辜の民間人を人質にするようなことはやめろというアピールを国連としてやったらどうかと思うんですが、その点はどうお考えでしょうか。

発言情報

speech_id: 115913807X00820040415_061

発言者: 高野博師

speaker_id: 15245

日付: 2004-04-15

院: 参議院

会議名: イラク人道復興支援活動等及び武力攻撃事態等への対処に関する特別委員会