高野博師の発言 (外交防衛委員会)

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○高野博師君 それでは、日中関係について何点かお伺いしたいと思います。
 先月、神崎代表と中国に行ってまいりまして、胡錦濤主席、あるいは唐家セン国務委員、王家瑞中連部部長、たくさんの要人と会ってまいりました。いろんな中身のある意見交換をしてまいりましたが、台湾問題について幾つかお伺いしたいと思います。
 台湾問題について中国政府が相当危機感を持っているということは間違いないと思います。先日も、昨日でしたか、戴秉国外交部副部長が来られてお会いしましたが、あの副部長が、次官がアメリカとドイツとフランスと日本とロシアと各国を訪問しまして、する予定の部分もありますが、目的は台湾問題での中国の立場について理解を求める、あるいは支持、協力を求めるということだろうと思いますが、アメリカのブッシュ大統領もフランスのシラク大統領もかなりこの台湾問題については踏み込んだ発言をしている。ドイツのシュレーダー首相も一つの中国の原則、あるいは台湾独立反対、あるいは住民投票も反対、直ちに中止すべきだと相当踏み込んだ発言をしております。ロシアについても、既に住民投票反対のステートメントを出しているということでありますが、日本政府も一歩踏み込んでシグナルを出してもらいたいと、こういう強い要望があると思いますが、我が方としては一つの中国という原則、平和的解決を希望しているということ、そして台湾海峡の緊張については憂慮していると、こういう立場かと思うんですが、陳水扁総統はまだ総統選挙で勝利すれば、もう独立の日程、スケジュールを作っているとも、こう言われている。今回の住民投票に続いて、二〇〇六年には憲法改正の住民投票をもう一度やる、そして二〇〇八年に独立を宣言すると。ちょうど二〇〇八年はオリンピックの年でありますので、世界じゅうが中国に注目をしているときに台湾海峡が緊張しました、するというようなことはちょっとあり得ない。という意味では、このシナリオは最も中国が恐れているシナリオだろうと思います。
 もう一方で、香港は中国に返還をされた。しかし、五十年間一国二制度という約束であったんですが、しかし数年にしてもう中国に取り込まれてしまったと。香港にはかごの鳥の自由しかもうないという香港人の声もかなり強い。台湾は香港の二の舞を踏んではならないというような見方もあります。
 そういう状況の中で、川口大臣は日中関係の良好な発展という視点からこの台湾の今の状況、台湾の動向についてどうとらえておられるか、御意見をお伺いしたいと思います。

発言情報

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発言者: 高野博師

speaker_id: 15245

日付: 2004-03-16

院: 参議院

会議名: 外交防衛委員会