高野博師の発言 (外交防衛委員会)

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○高野博師君 そういうことであると、この抑止力が実効性を持つというのはどういう意味なのか。例えば存在する自衛隊と、存在するだけでも抑止力は持ち得るわけであります。しかし、機能する自衛隊という中でこの抑止力が実効性を持つという意味について、恐らく防衛庁長官の考えは、防衛力の本質は抑止だということをずっと一貫しておっしゃっておられる。私、ちょうど一年前にこの問題について一度議論させてもらいましたけれども、しかし、ここについては、抑止力が実効性を持てるかどうかというのはなかなか分からない部分があると思います。
 例えば、よく分からないから抑止力を持つことは十分あるわけです。例えば中国がかつて言った、張り子のトラと。張り子のトラでも抑止力を持つことはある。北朝鮮が核兵器を持っているか持っていないかという、この持っているかどうか分からないという、要するにそういう情報も不足している、あるいは不明確な未知の部分もある、これ自身が抑止力を持つこともあるわけですね。そうすると怖くて手が出せない。正に抑止というのは相手を思いとどまらせるわけでありますから。
 そうすると、その抑止力の実効性を日々確認していくと、日々検証していくことこそが国の独立と平和に責任を持ち得る政府に与えられた責務だと言っている部分については、私は若干理解できないのでありますが、この点についてはどう説明されますか。

発言情報

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発言者: 高野博師

speaker_id: 15245

日付: 2004-03-16

院: 参議院

会議名: 外交防衛委員会