高野博師の発言 (外交防衛委員会)
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○高野博師君 ありがとうございました。
それでは、ちょっとロシアのプーチン大統領の再選について前回質問をし残したものですからちょっとお伺いしたいと思います。
プーチン大統領が再選されて、日本は、小泉総理も歓迎するというような発言をされていますが、そもそも選挙のやり方も含めて、例えばマスコミへの候補者のアクセス、これもかなり制限されていたとか、自分の宣伝だけは相当やったとか、投票率を上げるためにもいろんなことをやりまして、議会もかなり翼賛的になってきていると、大統領の直接的な批判というのはもうタブー化されつつあると、言論の自由も制限されつつある、こういう批判がかなりありまして、独裁体制を固めつつあるのかなというような感じもするわけです。そういう批判も若干ある。
ロシアの政治文化というのは、どちらかというと独裁の歴史というか、そういうツァーによる政治的なそういう文化があるのかなという気もするんですが、ロシアの国旗というのは双頭のワシというか二つの頭のあるワシなんですが、一つはヨーロッパに向いていると、もう一つはアジアに向いていると。この両方をにらみながら、領土拡大というのは本質的にロシアには持っているんではないかと私は思っているんですね。
プーチン大統領が当選してから、外交的には帝国的野心は示さないと、わざわざこういうことも言っている。それから、ラブロフ外相が、北方領土問題についてはロシア憲法を遵守しなければならないと、要するにロシアの領土保全と不可侵、こういう憲法規定に言及しているということもありまして、どうも日本の政府の方は北方領土問題についてはやりやすくなるんではないかという感じを持っているのかと思うんですが、むしろ私は北方領土の返還とは逆の方向に行くんじゃないかという懸念を持っておりまして、これについては、これから北方領土返還についてはどういう方針で進めようとしているのか。かつては潜在的主権なんというやり方も使ってこの交渉をやりましたけれども、非常に私は難しくなるんではないかと思っているんですが、大臣のお考えを伺いたいと思います。