三田優子の発言 (共生社会に関する調査会)
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○参考人(三田優子君) 支援費制度の評価について、私の全体的なざっとしたものですけれども、お金のことは言い出すと止まらないので言わないにして、知的な障害を持っている方、身体障害を持っている方、支援費制度始まってどうかというアンケートなども行っておりますが、知的障害者の方はほとんどが知らないです、何が始まったか。利用者主体といいながら、何か保険証が二枚目のが送られてきたという人がいて、それが支援費制度の利用者証というやつだということを説明してくれる人もいないらしく、聞き取りをした上で同意書にサインをして制度を使うわけですけれども、判こを押したような記憶はあるけれども、おしゃべりしたような記憶はあるけれども、あれは何だったんだと。
私は、支援費制度の大きなやっぱり問題点は権利侵害をきちんと食い止めるような仕組みがないことだと思っています。重要事項説明書だとか、本人が契約者になるといったときに必ず、説明したけれども、あるいは自分で判こを押しておいたのに忘れてしまう、説明したのに分からない障害者の能力が悪いというふうに言われるんですね、もう本当にいつもそうなんですけれども。結局、でも契約に当たっては本人が納得しないで判こをもらうというのは絶対にいいことではないと思っているんですけれども、どうもその辺で目に見えない権利侵害の積み重ねのうちに支援費制度今まで来ているような気がしています。本人が知らないで始まっている制度というのは何なんだろうと。
介護保険に関することにもつながると思うんですけれども、私は支援費制度の欠点のもう一つは、これから介護保険に障害者が参入というか一緒になるというかという話も出ているようですが、決定的に障害分野が問題になると思うのはやはり高齢の分野で、もういろいろ問題はありますけれども、ある程度やはり形になってきたケアマネジメントという仕組みが障害者の場合ないです。だれもケアマネジメントしないで今契約を交わされ、そしてサービスが調整されて、こういうサービスをこの方にということをだれがどこでやっているのかというのが非常に不思議です。
そのときに、ケアマネジメントをやる係が例えば行政の市町村の窓口の方であったり施設の職員であったりという場合に、先ほどの入所施設の調査と同じで、幾ら説明しても本人が答えられないから家族に聞きますというと、結局家族が選ぶと入所施設になっちゃったりするんですね。でも、本人にきちんと伝えられる能力がなければケアマネジメントを幾らやったって無理だと思うんですけれども、その仕組みがありません。
余談ですけれども、今各地にある在宅介護支援センター、高齢者のケアマネジメントをやってくださっている方たちが非常に恐怖感を感じているのは、障害のケアマネもやれと言われたらどうしようと言われています。何か障害者は魔物のように言われているんですけれども。でも、それをどういうふうにやったらいいんだと専門的な人たちに聞いたら、何の答えも得られないというのがもっとショックだったと。それが障害者の福祉の今までの、やっぱり本人がいなかったために起こってきた、本人と話ができない専門家というのはどうなんだろうというふうに思ったりしておりますので、ケアマネジメントの仕組みとともに、やっぱり専門職の技術というものを、いろんな訓練をするのも結構なんですけれども、分かりやすく説明する、本人の権利侵害をきちんと、きちんと中心に据えた援助者であるかどうかということをきちんとしないといけないんじゃないかというふうに思っています。大きな罰則を作ってもいいんじゃないかと思うくらいで、さっきどこかでも質問があったんですけれども、そのときに本人への説明の仕方が下手と、本人がオンブズマンになって、このケアマネさんは減点五とかですね、そんな形になったらいいなと実は本当に思っています。
以上です。