林紀子の発言 (共生社会に関する調査会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○林紀子君 先ほどからサラマンカ宣言の問題が出ておりますので、私もそれについて一言申し上げたいと思います。
サラマンカ宣言の、すべての子供は教育への権利を有しており、満足のいく水準の学習を達成し、維持する機会を与えられなければならないというこの基本的な精神とか、差別的な態度と闘うというこの姿勢は非常に積極的な意義を持つものだと思います。しかし、サラマンカ宣言でも特別な学校というのも位置付けられているわけですね。この特別な学校というのは、インクルーシブな学校の発展にとって非常に有益な資源であり、通常学級や通常学校の中で十分に教育を受けられないような障害を持つ子供たちに最も適切な教育を提供し続けていると位置付けられています。
日本でも、養護学校の不就労をなくす取組の中で、以前には発達しないとまで言われていた重症心身障害児も学習も発達もできるんだということが教育実践の中ではっきりしてきました。これは長い歴史の中で関係者がいろいろな努力を重ねてきた中で作り上げられた財産ではないかと思うのです。
最も大切なことは、障害を持つ子供の基本的人権を根幹に据えて、障害によって発生する困難や必要に最も適切な対応ができる体制を作ることだと思います。ですから、通常の学級での特別な支援と障害児学校、学級の拡充、これを両方とも推進をしていくということが非常に必要なことではないかと考える次第です。