川口順子の発言 (決算委員会)
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○国務大臣(川口順子君) 草の根・人間の安全保障無償の良さにつきましては先ほど先生がおっしゃっていただいたとおりでございまして、これは非常にきめ細かに地域の事情に詳しい在外の公館が中心になりまして、そこで活動をしている日本、外国あるいはその国のNGO等を対象にしてやっていくもので、非常に評判が大変にいいということでございます。
他方で、おっしゃられたようなその問題が会計検査院から指摘をされたということであります。これは五件のうちの三件ということなんですけれども、実際会計検査院で検査をいたしましたのはセネガル、カザフスタン等の五か国で、平成十年、十一年度、十二年度、三年度で、三年間で実施をした二百八十六件、この草の根の無償の案件の中から特に問題のありそうな五件、これを選んで現地で実地の調査をしたというところでございます。そして、三件が決算書に上がってきたということでございます。
この三件につきましては、数年間計画どおりに活動した後で機材を売却を当方に連絡をしないでしたり、活動休止をしたりということもありましたし、事業が全く実施をされなかったというものもございました。それで、我が方といたしまして、これは外務省といたしまして幾つかのことを、指摘を受けた後、いたしました。
実施の要領に関するガイドラインの整備及び周知の徹底、在外公館の担当官の能力の向上、外部委嘱の拡充を通じてモニタリング体制を一段と強化をするということがございます。また、案件の選定、供与の限度額の決定の一層の適正化、これにも努めております。
草の根無償の場合に、この良さを生かしながら実施をしていくということについて、ほかの経済協力、大型の案件とちょっと違った側面があるというふうに思っております。これは、一つの案件、これは五百万だったり六百万だったりするわけですけれども、それを実施するのに大体各大使館一人しか担当官がおりませんで、一つの案件について十回とかそれぐらい現地のその相手方と話をしながら案件を形成をし、お金を供与するということでございまして、これが五年分ぐらいストックになりますと何十件というふうに案件がありまして、それを一人でずっとやっているというような体制でございます。
なかなかその人数に制約があるのでそういった点で難しい点はいろいろございますけれども、これは大変評判がいい、また現地のニーズに本当にぴたっと合っているということでございますので、それを大事にしながら、国民の税金であるということをきちんと踏まえてその運用については引き続き努力をしていきたいと考えております。