下村恭民の発言 (決算委員会)

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○参考人(下村恭民君) 私も、基本的に最後に、荒木さんが言われた中の最後の点に同意でございます。
 ODAは外交上の非常に重要なカードだと思います。で、この使い方については、いろいろなまあ可能性があると思いますけれども、できるだけ個別の政治的な問題と援助の供与は結び付けるべきではないと、この点は非常に慎重に考えるべきだと思います。
 それはなぜかというと、こちら側の外交上の都合というものが時間の経過とともにかなり変化をいたします。変化をしたときに、こちらの都合で援助が増えたり減ったりするという、要するに一貫性のない、整合性のない形の、現象が起きてしまうことがあります、結果として。
 例えば、一九九八年にパキスタンとインドが核実験をいたしました。これに、このときに日本側は、日本政府は援助をかなりの程度止めたわけですけれども、アフガンでテロとの闘いが始まったということで、パキスタンあるいはインドとも復活をし、かなり重要な援助対象国になっております。
 これは、相手側から見れば、つまりテロとの闘いが起きたために援助をもらえるようになった、起きなければ止められていたということですが、その辺について、相手側から見て、なるほど一貫していると、あるいは、いや、なるほど信頼できる方針だというふうに見えるかどうか。やはり個別のそのときそのときの政治的な事件と援助を結び付けていくとどうしても一貫性、整合性に問題が起きるということがございますので、やはり長期的な信頼の構築ということにできるだけ焦点を絞った運用をするべきであると思います。

発言情報

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発言者: 下村恭民

speaker_id: 19439

日付: 2004-03-15

院: 参議院

会議名: 決算委員会