竹中平蔵の発言 (決算委員会)

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○国務大臣(竹中平蔵君) 川橋委員から二問の御質問でございますが、最初の、内閣府の試算と財務省の試算をどのようにしていくかということに関しましては、これはもうここでも御議論をいただきましたけれども、違う前提で使い分けていただきたいという思いがございます。しかし、同時に、なかなか混乱して難しいのではないかという御指摘もいただいております。それをどのように、一本化できるかどうかはともかくとして、分かりやすくお示しするかということにつきましては、継続的に財務省、谷垣大臣とも御相談をしておりますが、これはちょっと骨太方針のマターではございませんで、実は一月に「改革と展望」を出しておりますけれども、そこでのお話になろうかと思っております。いましばらく時間がございますので、しっかりと御趣旨を踏まえて、我々としても議論をさせていただきたいと思います。
 二問目の、要するに国の借金がどこまで行くのかと、それはGDP比でどこまで耐えられるのかという議論。これなかなか難しい議論でございますが、一点、この国会でも御議論いただいた中で、金利の支払が増えていくからプライマリーバランスの回復が難しいのではないかという御指摘をいただいているんですが、これは実はちょっと定義上違いまして、金利を支払う前のものがプライマリーバランスでありますので、これはちょっと別問題である。
 質問の御趣旨はどこまで上昇するんだろうかということでありますが、我々の基本的な考えは、プライマリーバランスを回復させていけば、その限りにおいて借金のGDP比は高くなっていくことはないと、どこかで頭を打つ。ただし、それには条件がありまして、名目金利よりも名目成長率が高い、そういう条件が同時にできなければいけない。したがって、名目金利と名目成長率の関係についても、今国会ではいろいろ御議論を賜りました。私は、そういう状況を作ることは可能だと思っておりますし、したがいまして、この借金のGDP比は、プライマリーバランス回復と同時か、ないしはその少し前ぐらいに頭打ちをして、これ以上は高くならないという状況を作ることは可能であると思っております。
 それが絶対値としてどのぐらいのレベルかというのは、これはなかなか難しい問題でございます。しかし、マーケットに対しては、重要な点は、やはりこれはどこまでも上昇していくものではないんだと、頭打ちになって下げていくことができるんだという状況をプライマリーバランスの回復を通して示していくということが何よりも重要な情報の発信になるというふうに思っているところでございます。

発言情報

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発言者: 竹中平蔵

speaker_id: 23089

日付: 2004-05-19

院: 参議院

会議名: 決算委員会