田英夫の発言 (憲法調査会)
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○田英夫君 先ほど民主党の方が東アジアの共同体、廣野さんが言われたこと、その視点を持つべきだということを言われましたが、私も全く賛成であります。
私どもの主張は、日本と中国と韓国、ロシア、そしてモンゴルと、こういう国々で東アジア地域のフォーラムを作るべきだと。まさしく東南アジア地域フォーラム、ARFですね、これと同じようなものをこの東アジアに作る。そして、安全保障といっても、軍事的だけではなくて、むしろ経済的な結び付きを中心にした安全保障体制を作るべきだと。その前段として日本と南北朝鮮とモンゴルの間で非核地帯条約を作ると、そのこと自体がその地域の信頼醸成につながると。
このことは、実は、北朝鮮がそこに入ってくるわけでありまして、今問題の、北の核武装の問題を一挙に解決できる、そういう問題につながると思います。南北朝鮮の間では一九九二年に朝鮮半島非核化合意というのが既にできているわけですから、これを具体化する一つの方法でもあります。
そして、ASEANプラス3ということを先ほど廣野さんも言われましたが、この場合はこの東アジア地域フォーラムプラス1と、その1はアメリカであります。そういう形で、もしこの地域フォーラムが国連の承認の下に、そしてアメリカ政府も認めるというものになってくると、日米両国政府が承認をし、国連が認める安全保障機構がこの地域に、日本を中心とする地域にできると、日米安保条約というものは第十条によって解消をいたします。そのことが目的ではないと思いますが、そういう状態がこの東アジアの地域にできることが非常に重要ではないかと思います。
もう一つ、別のテーマを、これはささやかなことですけれども、廣野さんがやはり言われた青年海外協力隊ということを私どもは国際協力の中でもっと重視すべきではないかと思います。
今は実にささやかな活動です。毎年二回、若い二十歳過ぎの人たちが出掛けていくわけですが、大部分は、隊という名前が付いていますが、一人ずつですね、単独です。それで、発展途上国に行って、男女ですが、日本の文化を教える、そういうことも含めて様々な活動をしておりますが、もっとこれは、JICAがやっているわけですけれども、政府の予算も付けてもっと大規模なものにしていくべきではないかと。私も送別会には努めて出席するようにしてまいりましたが、もっともっとこの活動を国際協力という視点で大きく発展させるべきだということを主張したいと思います。
終わります。