福島啓史郎の発言 (憲法調査会)
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○福島啓史郎君 次に、英参考人にお聞きしたいわけでございますが、英参考人は、私の憲法前文試案というのを出されておられます。それを読みますと、先ほど私申し上げましたように、今の憲法の前文といいますのは、天皇制と、それからそれとの引換えといいますか、それとの関連で導入せざるを得なかった第九条ですね、戦争放棄とそれから武力の放棄が中心として述べられている。天皇制を中心として述べられているという意味は、逆に言えば主権在民という形でもって天皇制に対応したことを述べているんじゃないかと思うわけでございます。
したがって、天皇制を裏から、言わば裏返しとして主権在民を強調し、かつ九条を強調しているというのが私は今の憲法九条の構造ではないかと思うわけでございますが、その中で、英参考人の憲法前文試案には、天皇制なり、先ほど青山参考人も言われましたけれども、抜けているものとして、天皇制あるいは基本的人権のところは抜けているんじゃないかということを言われたわけでございますが、私もそう思うわけでございますが、英参考人の憲法前文試案には、その点は、天皇制なりあるいは基本的人権についてはどういうふうに考えておられるんでしょうか。