英正道の発言 (憲法調査会)

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○参考人(英正道君) 私は、前文の中に天皇の存在を入れる、また入れるとすればどういう形で入れるかということも考えてみたわけでございますが、率直に言って、どのようなコンセンサスが、つまり各院の三分の二の賛成が取れて、なおかつ国民の半分が支持し得るような形でということになりますと、私のとても浅学非才の身をもってしては答えが出せなかったというのが率直なところでございます。
 私は個人的には、現在の憲法の書き方、すなわち国民、国家と、日本国の象徴であって国民統合の象徴であるという天皇の地位というのは、日本の歴史の中で極めて例外的な一つか二つの時期を除いては、権威の象徴ではあるけれども権力の象徴ではなかったと。権力行使のところからは一段高いところで国民統合に役立ってきた存在であるというのが、やはり私は素直な読み方ではないかと思っておりますので、ですから、今の憲法の中の天皇の規定というのはよくできているという感じがいたしますものですから、そこはそれで残しておくのでいいんじゃないかと、そんなようなふうに感じました。
 前文との関係では、それはもっといいのができれば、私は別に個人的に特に反対する気はありませんけれども、なかなか難しいかなということで、私の案では入れなかったという次第でございます。

発言情報

speech_id: 115914184X00620040421_013

発言者: 英正道

speaker_id: 8473

日付: 2004-04-21

院: 参議院

会議名: 憲法調査会