田英夫の発言 (憲法調査会二院制と参議院の在り方に関する小委員会)

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○田英夫君 私も、選挙制度を本当にこういう制度ならいいということを思い付かないんで、非常にそこが問題なんですけれども、やはり大原則は政党を選ぶんじゃなくて人を選べる、そういう参議院の選挙制度でなければならないのではないかと。
 私も今、特定の政党に属しながらこういうことを申し上げるのはおかしな話ですが、参議院が政党化してしまって、衆議院と同じような選挙制度を取っているというところに非常に問題があるんじゃないかと思ってはいます。しかし、じゃ、どういう選挙制度がいいのかということになりますと非常に難しいと思いますが、緑風会におられた、保守も革新という、そのイデオロギーでいえばそういう方々が混在をしておられましたけれども、いわゆる全国区というものがその選出の母体になっていたということは事実であります。もちろん地方区の方もおられましたけれども、そういう意味で、理想的な選挙制度というのはなかなか難しいということは私もよく理解しているつもりです。
 もう一つ、先ほど言われました、二院制で、参議院が例えば否決した場合、両院協議会に諮って、そして衆議院の三分の二条項というのがあるわけですから、非常にまたこれは厳しいと。
 私が体験したのでは、衆議院の現在の小選挙区比例代表並立制という制度がかかったときに、衆議院は通過してきて、参議院で否決をいたしました。両院協議会という形になって、しかし、実際には時の政府の細川総理と第一党の河野自民党総裁とが話し合って、結局この案は成立をしてしまった。私は、実は参議院の中で社会党は賛成をしていた案件であったにもかかわらず、十七人の仲間とともにこれを反対票を入れて、否決の一つの動機を作ってしまったために社会党の会派から除名になりました。
 そういう体験がありますが、それだけ一生懸命に、否決をした方がこれはいいと思ったからこそやったんですが、結果としては一種の談合のようなことで成立してしまったということを非常に今でも不満でありますが、いわゆる二院制が取られる以上は、衆議院の行き過ぎを参議院が抑える、法案でいえば否決をするということの処理、その後の処理の問題というのは本当に、今の憲法のとおりであるならばこれは本当に衆議院が厳しいということは事実ですが、どういうふうにお考えになりますか。

発言情報

speech_id: 115914193X00120040312_071

発言者: 田英夫

speaker_id: 16046

日付: 2004-03-12

院: 参議院

会議名: 憲法調査会二院制と参議院の在り方に関する小委員会