長有紀枝の発言 (国際問題に関する調査会)
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○参考人(長有紀枝君) 今、池口先生がおっしゃられたとおり、何か支援をする場合に現地の既にある均衡を崩さないような形、大変重要な御指摘かと思います。
今おっしゃられたように、現地の特定の部族に収入があるという場合も問題かと思いますし、あるいは今、日本政府が主体となってアフガニスタンでDDR、武装解除などを進めておりますが、これは伊勢崎先生が中心になって大変力強い貢献なわけですが、そのときもやはり一つの部族から、あるいは軍属から、軍閥から武器を取り上げてしまうと、これによってそれまである程度保たれていた均衡が崩れる、そういったこともあるので、大変にそのDDR、慎重にというお話がありましたが、そういう部分を大変慎重にしながら進めていくということが肝要かと思います。
私は地雷の問題に携わっておりましたので、我が国の貢献の一つに地雷対策というのをやはり挙げたいと思います。
今、日本が貢献していくときに、特に地雷除去の支援というのが大変に多いのでございますが、世界には今埋められている地雷が大体六千万前後と言われておりますが、他方、世界七十か国以上に貯蔵されている地雷が二億個以上というふうに言われております。その大半は条約に入っていない国にあるわけなんですが、除去の支援だけではなくて、こういう埋められていない、武器庫に入っている貯蔵地雷の破壊を防衛庁の専門家であるとかあるいはそのノウハウを持っている企業などを中心に進めていくのも一つの現地の軍縮であるとか、あるいは地雷という切り口で和平ですとか治安に貢献できるのではないかと考えております。
以上です。