茂田宏の発言 (国際問題に関する調査会)
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○参考人(茂田宏君) 会長、どうもありがとうございます。
池口先生、国際貢献の在り方ということでの御質問だと思うんですけれども、特に、紛争があった場合の国際貢献ということかと思いますけれども、私、先生おっしゃった、そういうことに入っていくことによって紛争の激化をもたらすというようなことに気を付けなきゃならないというのは、そのとおりだと思います。
ただ、紛争の問題に入りますと、いつも、何といいますか、きれいな手でやれることだけではなくなってくるわけで、それはこれから日本が国際社会で役割を果たしていく上で少しは覚悟をしなきゃならない点ではないかなと思います。
一番易しいのは人道復興支援というようなことをするというのがみんなに受け入れられるわけですけれども、そういうときにも、現地のいろんな団体の力関係ですとかそういうことに気を配らなきゃならないし、文化についても尊重していかなきゃならないということだと思いますが、和平に関連したようなことに貢献していくときには、もっといろいろな情報を集めて紛争激化につながらないようなことをよく考えなきゃならないと思います。
私は、逆制裁といいますか、制裁の逆を日本はこれからの紛争に対する対処の仕方としては掲げていったらいいんじゃないかと思うんですけれども、それは、和平ができたならば復興支援として日本はこれくらいの支援をしますよということを明示していくということで和平を推進していくということなんですけれども、そういう努力をしていったらいいんじゃないかと思います。これはカンボジアの場合にもある程度の効力を発揮しましたし、スリランカの問題についてもそういうアプローチを取っていくということが大切なんではないかと思います。
ただ、その和平の実質について全く発言しないでお金だけ出すということについては、もちろん国民の側にも割り切れない気持ちがありますから、そういう政策を可能にしていくための和平の内容についての発言というものもしていくべきじゃないかなというふうに思います。