中川昭一の発言 (経済産業委員会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○国務大臣(中川昭一君) おはようございます。
 まず冒頭、このたびまた経済産業大臣という重責を拝命いたしました。委員長、理事の先生方、委員の先生方には引き続きどうぞ御指導よろしくお願いをいたします。
 それでは、発言をさせていただきます。
 まず、改めまして、関西電力美浜発電所三号機における今回の事故で亡くなられました五名の方々の御冥福を心からお祈り申し上げますとともに、今なお治療中のため入院しておられる被災者の方々の一日も早い御回復を願っております。
 これまで、国の原子力行政遂行に当たりましては、地元の福井県及び美浜町から多大な御協力をいただいてまいりました。その福井県におきまして、県民の尊い命が失われ、原子力の安全性に対する信頼を裏切るような形となりましたことを、原子力行政の責任者として誠に遺憾に存じております。
 今回の事故に関しましては、小泉総理大臣から私に対しまして、徹底した原因究明と再発の防止に万全を期すとともに、特に御地元の皆様に分かりやすく説明するよう指示を受けております。
 私は八月十日、事故の翌日に現場を訪れ、その状況を直接調査するとともに、西川知事を始めとする御地元の皆様と意見交換をさせていただきました。同時に、直ちに専門家の皆様方から成る事故調査委員会を発足させ、事実関係の解明を進めるとともに、抜本的な再発防止対策の検討に全力を挙げてきたところであります。
 その結果、九月二十七日に中間取りまとめの報告をいただきました。これを受けまして、私は関西電力の藤社長に対し、事故の発生に関して厳重に注意するとともに、年度内に再発防止対策に関する報告書を提出するよう指示いたしました。同時に、美浜三号機につきまして、技術基準に適合するまでの間、停止することを命じました。また、関西電力に対しましては国の保安検査等を厳格に行います。
 他方、関西電力以外の全原子力事業者に対しましては、中間取りまとめで指摘されている再発防止対策を実行するよう指導いたしました。国自身といたしましても、二次系配管を計画的に検査すべき旨省令に明示するとともに、検査官が行う保安検査において事業者の実行状況を確認いたします。
 このような対応につきましては、私から福井県知事及び美浜町長に御報告するとともに、原子力安全・保安院長を派遣して福井県知事に説明させるなど、地元への情報提供に万全を期しているところでございます。
 私は、かねてから、原子力の推進の大前提は、安全の確保と御地元の皆様方を始めとする国民の方々の御理解であると申し上げてきております。今回正にこの大前提にかかわる事態が発生いたしました。以上申し上げた対応に万全を期するとともに、中間取りまとめで必要性が指摘された更なる調査を行い、その結果を御地元に十分に説明申し上げて、原子力の信頼を取り戻したいと考えております。
 以上でございます。

発言情報

speech_id: 116014080X00120041006_013

発言者: 中川昭一

speaker_id: 18912

日付: 2004-10-06

院: 参議院

会議名: 経済産業委員会