田英夫の発言 (経済産業委員会)

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○田英夫君 今回の事故と直接関係がないというか離れてしまうんですけれども、私はやはり原子力発電というものについて常に重大な注意を払っていかなければいけないと。日本の場合はかなり先進国の中でも先端を行っているということは事実でありましょう。それだけに人類的な責任を感ずるべきではないかと思うんですが。
 もう時間がありませんから、私の経験といいますか御報告をしたいと思うんですが、実は参議院には調査会という制度がありまして、三ついつも置いておりますが、産業・資源エネルギー調査会というのが十年ほど前にできまして、六年間続いておりました。私は実はその調査会長をしておりました。ちょうど私がやっておりました三年間、原子力発電をテーマにいたしました、エネルギーということで。幸いにして海外調査もいたしました。
 これは非常に典型的なところをひとつ、イギリス、スウェーデン、ドイツ、フランスと、こう回ったわけでありますけれども、それぞれ典型的な特徴を持って、例えばスウェーデンはもう原子力発電というものはやめようということを政府が決定をして、社会民主党政権でありましたけれども、ところが代替エネルギーを確保することができないという、全体のこの電力量はもう決まっていますから、それに対して新エネルギーを作ることができない、まだ間に合わないと。ついに、ちょうど私どもが行きましたときに予定されていて、廃棄するはずのものが廃棄できないでいるという、そういう悩みの国です。ドイツは、正に統一を果たしたばかり、特に東ドイツの旧ソ連製の原子力発電所を全部閉鎖をしておりました。そういう状況の中、フランスは世界で一番、電力量の七〇%を原子力に頼っているという、そしてスーパーフェニックスという高速増殖炉を造っているという、運転しているという、そういうところを実は勉強してきたのでありますけれども、各国ともそれぞれの考え方、立場で、いずれも実は悩んでいるということを知ったわけであります。
 原子力発電というのはそういうものだと、日本はもっとそういう意味で悩んでいいんじゃないかというのはおかしいんですけれども、例えばフランスはそれだけ電力の中の七〇%を原子力に頼りながらも、実は中の議論は、国会も訪ねましてちょうどこの経済産業委員会と同じようなところでの議論に加えてもらいましたが、大激論をしているんですね。
 例えば、六ケ所村と同じようなものを造るというところの社会党の委員、議員は、私は反対しているんだというもう明言をしておりますね。そういうものであるべきじゃないかと、原子力発電というのは。そのくらい注意して議論をして、国民の皆さんの前でいつも透明にして悩みをあからさまにしておくと。そのくらいの注意を払っていかなければいけないし、スウェーデンのようにもうやめたと、しかしやめてしまえば電力が足りなくなると。現状の技術では……

発言情報

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発言者: 田英夫

speaker_id: 16046

日付: 2004-10-06

院: 参議院

会議名: 経済産業委員会