柏村武昭の発言 (災害対策特別委員会)

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○柏村武昭君 それでは、第二班の派遣報告を申し上げます。
 去る八月四日、大仁田理事、高橋理事、松村委員、田中議員、水落議員、山本委員、黒岩議員、近藤議員、そして私、柏村の九名は、新潟県において、平成十六年七月梅雨前線豪雨による被害状況等の実情を調査してまいりました。
 なお、衆議院の災害対策特別委員会においても、同日同行程で委員派遣が実施されたことを申し添えます。
 以下、新潟県での現地調査の概要を報告いたします。
 まず、三条市内の三条燕地域リサーチコアにおいて、平山新潟県知事及び高橋三条市長から被害の概況及び要望を伺うとともに、知事に対しお見舞金を手交いたしました。
 知事の説明などによると、同県の被害状況は次のとおりであります。
 梅雨前線が活発化した七月十三日、信濃川の支流である県管理の一級河川五十嵐川及び刈谷田川の上流部において、一日降水量が四百ミリを超えるなど、記録的な豪雨となりました。
 これにより、河川のはんらん、堤防の決壊、土砂災害などが発生し、八月三日現在で、死者十五名、住宅の全半壊・一部損壊百八十七棟、床上床下浸水一万三千二百九十七棟、河川の破堤十一か所、地すべり・がけ崩れ三百三十八か所、農林水産業被害およそ二百八十億円、さらには、金属、機械などの地場産業にも甚大な被害が生じました。また、約四百名が避難所での生活を継続しております。
 新潟県等からは、激甚災害の指定に加えて、被災者生活再建支援法の適用に関して、浸水等により実質的に居住できなくなった住宅も対象とするなど、被災実態に合ったものとなるよう、特段の配慮を求める要望がありました。このほか、災害復旧事業等の早期実施、被災した地場産業支援対策、被災自治体への財政支援等について要望がなされました。
 次いで、現地視察に移りまして、信濃川河川敷の三条競馬場跡地にある災害廃棄物集積地を視察いたしました。三条市内では、年間廃棄物総量に匹敵する災害廃棄物約四万八千トンが発生し、その処理の在り方が課題となっているとのことでありました。
 次に、中之島町に移動し、刈谷田川決壊箇所を視察いたしました。七月十三日、刈谷田川左岸堤防が約五十メートルにわたり破堤し、町中心部が濁流にのみ込まれ、家屋の倒壊流失、床上浸水など、激甚な被害を受けたとのことであります。破堤箇所には、高さ約五メートルの仮堤防が完成しておりました。
 周辺の被災住宅では、ボランティアの協力等を受けつつ、泥、ごみ等の除去はほぼ終了しており、一階部分の壁や床板を取り払い、柱だけの状況で補修を待っている住宅が数多く見受けられました。
 その後、避難所となっている中之島町農村環境改善センターを視察いたしました。同センターには四十七名が避難を続けており、これらの方々にお見舞いを申し上げてまいりました。
 なお、新潟県内では、四百戸の応急仮設住宅が建設中であり、お盆前の入居ができるよう取り組んでいるとのことでありました。
 次に、見附市に移動しまして、被災した繊維産業の工場を視察いたしました。同市内での刈谷田川の決壊により、コンピューター制御の機械等が深刻な被害を受けており、地域の活力の源となる地場産業の復興支援の在り方が課題となっております。
 最後に、今回の豪雨で最大八日間冠水した長岡市内の水稲被害地の視察を行いました。
 以上が調査の概要であります。
 今般の災害の特徴として、集中豪雨による河川の急激な増水、破堤により多数の高齢者が犠牲となったこと、また、住宅、地場産業の浸水被害や農地被害の甚大性などが挙げられます。被災地の早期復旧・復興、また、被災者の生活再建支援のため、さらには、このような被害の再発防止のため、各般の施策が緊要であることを今回の現地調査で痛感した次第であります。
 最後に、復旧作業等でお忙しい中、また猛暑の中での調査に御協力いただきました方々に厚く御礼を申し上げますとともに、被災地の一日も早い復興を心からお祈り申し上げまして、第二班の派遣報告を終わります。

発言情報

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発言者: 柏村武昭

speaker_id: 21372

日付: 2004-08-06

院: 参議院

会議名: 災害対策特別委員会