大野功統の発言 (安全保障委員会)
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○大野国務大臣 ただいまの御質問は、従来の脅威、例えば対潜水艦というようなことでありますけれども、これを少し軽視しているのではないか、こういう御質問だと思いますけれども、昨年の閣議決定をやりましたときの文章を見ますと、いずれも、陸も空も海も「転換」という言葉を使っております。例えば、「陸上自衛隊については、対機甲戦を重視した整備構想を転換し、」「海上自衛隊については、対潜戦を重視した整備構想を転換し、」「航空自衛隊については、対航空侵攻を重視した整備構想を転換し、」つまり、そのときの発想でございますけれども、脅威が多様化してきた、だからやはり発想法も転換しなきゃいけない、ここに重点を置いた書き方になっております。しかしながら、いずれにしても、従来の脅威というのはあるわけでありますから、これも思いながら、あらゆることに対応していかなきゃいけない、こういう趣旨で書かれているわけでございます。
いずれにいたしましても、新たな脅威に対して、即応性、機動性、柔軟性あるいは多目的性、こういうことを十分に考えながら、組織あるいは装備等を抜本的に見直していきましょう、こういう趣旨で書いているわけでございます。したがいまして、この本格的な侵略事態に対処するための最も基盤的な部分は確保しつつ、新たな問題に対処していかなきゃいけない、こういう意味合いでございます。ただ、そういう転換期にございますから、「転換」という言葉を使ってわかりやすく説明したというふうに私は理解しております。
防衛庁といたしましても、従来からの潜水艦に対する警戒監視活動やシーレーン防衛に加えて、弾道ミサイル、テロあるいは武装工作船、それに加えて、あるいは島嶼侵攻、その他新たな脅威など多様な事態等に実効的に即応できる、そういう体制をつくっていきたい、こういうことが大事だと思っております。