中野清の発言 (文部科学委員会)
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○中野(清)委員 もう時間も少なくなりましたから、実は、私は、今の大臣の御答弁をいただきながら、本当に時間がないんですよ、子供たちは毎年かわっちゃうわけですよ。そうすると、ゆっくりやっていたんじゃ困るわけですね、今の子供たちが。そういう点で、例えば、完全学校週五日制の問題とか、それから、いわゆる総合的な学習時間の問題、これなんかははっきり言って、とかく教師の力量不足で遊びの時間になっちゃったとか、また、いわゆる偏向教育の温床だというような議論さえあるんです。だから、どうか、それは批判は批判で結構ですけれども、一生懸命やってもらいたいと思うんです。
私は、そういう意味で、最後に、これはもう質問じゃなくて、大臣に一言申し上げたいんです。それは教科書に関連しての問題なんですけれども、過日、大臣はタウンミーティングで、歴史教科書の記述について、どこの国の歴史にも光と影がある、悪かったことは反省しなきゃいけないけれども、すべて悪かったという自虐史観に立って教育はしてはいけない、自分たちの民族や歴史に誇りを持って生きようとするような教育をすることが大事であるという趣旨の御発言をなさいましたね。私は、大方これについては同感でありますよ。
大臣は、よその国の話じゃなくて、我が国の教科書の内容についてコメントしたんでしょう。それにもかかわらず、韓国のメディアはいわゆる妄言を吐いたとかという報道を行って、いわゆる問題視が今されようとしておりますね。私は、どうもワンフレーズだけとらえて、いわゆる一部分だけとらえて、あなたの発言の本意が取り違えられているんじゃないかと思うわけなんです。
私も、いろいろ中国や韓国の中学校の歴史教科書なんかを勉強させてもらいますと、反日感情を助長するような記述が多くあるんですよ、実際には。ところが、我が国政府は、お互いの国が内政干渉をしない、つまり、隣国との友好関係というのを配慮して、これまで中国や韓国とかアジアの諸国に対して教科書の日本についての記述の誤りについて抗議すらしていないというのが現状じゃないですか。私は、それはそれで今までの姿勢としてはあるけれども、相互理解というのをしてもらった方がいい。きちっと、決して何も抗議するとかけんかするというんじゃなくて、やはり日本の実情というのをわかってもらうべきだ。それは私はそう思っているんです。
だから、大臣が言った意味もそうだと思いますが、そうすると、今回の大臣の発言に対して、抗議だか問題視だかわかりませんけれども、これは、ある意味では内政干渉が甚だしいんじゃないかと私は言いたかったわけです。
どうか、私たちも応援いたしますので、中山大臣、自信を持って、それで、あなたの信念に従って日本の文部科学行政というのを進めていただきたい。それはきっと弾力的にも、また積極的にもやっていただけると思いまして、そのことをお願いして、このことは答弁は結構でございますから、ぜひ頑張っていただきたい、そのことだけを申し上げて、私の質問を終わります。