葉梨康弘の発言 (文部科学委員会)

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○葉梨委員 ありがとうございました。
 では次に、生きる力と児童生徒の安全確保ということについて申し上げたいと思います。
 平成九年に神戸で連続児童殺傷事件が起こりました。そこで、その五月でしたけれども、みんな御父兄の方々も教員の方々も困っちゃって、当時の文部省で会議が開かれて、大臣は小杉大臣だったと思いますが、私招かれて行ったのです。何をしゃべったらいいかな、まだ捕まる前でしたから。そうなったときに、その前年、平成八年に岐阜県の可児市で子ども一一〇番の家という制度が始まっていまして、では、それを紹介しようかということで、その会議で紹介をいたしました。そうしたところが、その事実が当時の産経新聞の一面で取り上げられまして、全国的に子ども一一〇番の家が広がるというようなことになった経緯がございます。ですから、皆さんの御地元にもあろうかと思いますけれども。
 ただ、今そういった目で、ずっと私もPTAなんかもやりながら子ども一一〇番の家という実態をいろいろと見ていますけれども、なかなかこれはマニュアルどおりになってしまっているところがあるのです。子ども一一〇番の家、すごくいいんだけれども、だれかに追っかけられて子ども一一〇番の家を捜している間に捕まっちゃうとか、あるいは、よく私も支持者のうちを訪問して、子ども一一〇番の家というのがついているんですけれども不在の家が多くて、そこには猛犬がいて、とても入れるような状況じゃないとかというようなこともございます。この辺は、こうなっちゃうと笑えないわけです。
 またさらには、今、非常に危険というのは高まっています。先般の奈良の小学校一年生の殺害事件、これにも見られるように、詳しく申し上げますと時間がなくなってしまいますけれども、小児性愛、いわゆるペドファイルの問題というのは実は全世界的に大変な問題になっています。
 ですから、やはり問題をしっかりと認識した上で、その怖さを認識した上で、やはり余り萎縮するんじゃなくて、子供にもあるいは委嘱する大人の側にも、臨機応変で生きる力を持っていくということが児童の安全確保のためには大切なことじゃないかと思います。
 そこで、現場の実態を見てみますと、例えば子供に対して、だれかに追っかけられそうになったらまず大声を上げなさいとか、あるいは、その子ども一一〇番の家というものの委嘱の仕方についても、広く委嘱するんですけれども、基本的にはやはり昼間営業している店舗とかそういったものを優先的にやるとか、そういった配意というのがなかなか行われていなかったりします。あるいは、実際のところ、小児性愛者、ペドファイルの実態についても、どの程度それが怖いのか、あるいは怖くないのか、どうもそれも教えてくれるところもない。
 ですから、この手の安全にかかわる問題というのは、警察に聞いてもかたいこと言うばかりなので、特に全国的ないろいろな事例を持っています文部科学省の方々、これは全国的な事例を背景に、時間がなかなかないと思いますけれども、いろいろと全国行脚して、ひざを突き合わせていきますと、これはやはり文部科学省も本当に真剣なんだなということで、実際の教職員の方、父兄の方とも信頼関係がますます高まってくるんじゃないかというような感じを持っておりますけれども、文部科学省から御所見を伺いたいと思います。

発言情報

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発言者: 葉梨康弘

speaker_id: 24180

日付: 2004-12-01

院: 衆議院

会議名: 文部科学委員会