赤羽一嘉の発言 (予算委員会)

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○赤羽委員 おはようございます。公明党の赤羽一嘉でございます。
 きょう与えられた時間は十分ですので、十分三本勝負で手際よくやりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 まず、ASEAN諸国とのFTAについて御質問させていただきます。
 日本はまさに自由貿易体制の中でこの戦後の経済繁栄を築いてきたわけでありますし、アジア諸国との平和的な共栄共存を目指すという観点でも、また日本とASEAN諸国は相互補完にあるというような状況でも、私は、中長期的な国益をかんがみれば、このFTAは早期に締結をするということは大変大事だというふうに認識をしております。
 公明党の中でも、北側国土交通大臣が政調会長時代に中心となられまして、FTAの推進プロジェクトチームをつくらせていただきました。
 今、フィリピン、タイ、韓国、マレーシア等々との交渉が進んでおりますが、なかなか最後の難しいハードルを越えにくいというような状況の中で、実は、中川経済産業大臣の御配慮をいただきまして、十月上旬にフィリピンとタイに出張してまいりまして、FTAの相手国の責任者とも率直な意見交換をしてまいりました。
 いろいろなところがあるわけでありますけれども、フィリピンとかタイにしても、それぞれ共通して言えるのは、日本に対して、例えば機械とか鉄鋼とか電気製品、自動車製品についての関税を撤廃するというのは大変なリスクがある、脅威だ、我が国は日本の百分の一の経済力しかない、しかし、それを開いてでもやはり中長期的には我が国にとっても大きな利益があると確信していると。GDPも、タイでは約二割ぐらいアップするんじゃないかというふうに見込まれていますし、日本も、ASEANとのFTAを締結することによって、GDP約二兆円のアップが見込まれるというふうな数値も出ているようでございます。
 そういった中で、どうも、交渉を続けていると、総論は賛成、しかし各論は反対、やはり省益を守らなければいけないという傾向がないとは言えないのではないか。
 タイでもフィリピンでも出た象徴的な話、これは総理の御感想も聞きたいんですが、日本で生産をしていないバナナの対日輸出がだめだと言われている、日本は。それはなぜかと理由を聞くと、バナナを輸入すると日本のリンゴとミカンの消費に影響するからだと。しかし、これは私、交渉の場にいて若干やはり恥ずかしさを感じる。こういうことを言っていては、総理がせっかくFTAを推進しようと言われていても、結局この交渉は煮詰まっていかないんじゃないか。本当に日本はやる気があるのか、こういう厳しい意見も開陳する相手国の責任者もおられました。
 ですから、この点について、私は、どうも今の、各省庁が実務者で詰めるというのは大事なんですけれども、このままでは最終的にはどうしてもまとまらないのではないか。やはり最後は政治的なリーダーシップで、これは中長期的な国益という観点で、必ずこれをまとめるというふうにしなければいけない。
 私は、日本の農業がそのまま放置されるのがいいとは言わないんです。日本の農業はやはり強くならなければいけないし、日本の優秀な農産品も輸出されるべきだ。しかし、日本の農業は関税で守られるべきではない。本質的な体質強化で強くなるべきだというふうに思いますので、どうか先ほどのバナナ論争についての御感想と、日本のこれからのASEAN諸国とのFTAの交渉締結に対する意義と、それに臨む総理としての御決意を伺わせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

発言情報

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発言者: 赤羽一嘉

speaker_id: 22425

日付: 2004-10-19

院: 衆議院

会議名: 予算委員会