小泉純一郎の発言 (予算委員会)

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○小泉内閣総理大臣 各国とのFTA交渉、それぞれ抱えている産業、これを考えると、双方ともFTAを締結してマイナスになる点とプラスになる点があると思います。しかし、全体で考えればこのFTA締結は関係両国にとってプラスになるという観点から、今進めていきたいと思っているんです。
 今、バナナの点、これはもう、かつて日本、何でも果物を輸入するとほかの果物に影響すると、根強かったわけです。今でも若干あります。しかし、最近では、サクランボの例をとるまでもなく、外国から入ってきたら日本のサクランボはやっていられないどころじゃない、むしろ外国のサクランボに比べれば日本のサクランボの方がはるかにおいしいというのがわかってきて、改めて日本の果物のおいしさ、また品種改良、技術水準の高さが認められているところでもございます。
 果物だけではありません。中川経済産業大臣の地元北海道では長芋までが輸出されているということでありますし、青森のリンゴは何と千五百円から二千円で北京で買われている。そしてイチゴは、一箱じゃない、一粒、日本のイチゴは上海では三百円で売られているということであります。
 そういうことを考えると、輸入を阻止するということじゃなくて、日本も、かつて農産物は全部輸入ばかりだったのを、輸出できるんだ、安いものが入ってきても、高いものでもおいしければ売れるというのがだんだんわかってきたんですね。こういう点も考えて、私は、FTAというものを進めていくべきだ。
 ただ、どうしても守らなきゃならないものもあります。さきの、先週のアジアとヨーロッパの会合で、私はタイのタクシン首相と会談しました。そうしたら、向こうは米の問題を言ってきましたけれども、全部やらなきゃいけないんじゃない、WTOの規定でも九〇%程度でいいんじゃないか、それじゃ、米は例外とするが、ほかのことは一括でやろうということで、向こうも納得しました。
 そういう点で、話せばわかる点もあるんです。そして、お互い利益のためにこのFTA締結を促進していこうじゃないかと思っております。

発言情報

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発言者: 小泉純一郎

speaker_id: 9434

日付: 2004-10-19

院: 衆議院

会議名: 予算委員会