三浦一水の発言 (外交防衛委員会)
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○三浦一水君 私も現場を見さしてもらいましたら、ここの現場の中では、いわゆる中国全体として評価をするものは少ないかもしれないけれども、かんがい施設を見してもらいました。そしたら、千世帯もあるかんがい施設に無償で、その原資としては日本からの援助額は四百万しか行っていない中に、九キロにわたるかんがい施設、配管が整備をされ、そして貯水槽ができ、そこが、今までかんがいの水とそれから生活用のシャワーがなかった地帯がそのことで全部でき上がっていると。それに対しては、中国政府と自治体と、更には労働力を現場の農家の方々が提供するという形でその事業が組み上がっておるようでございますが、その辺、ここにおいては非常に有効に活用されている現場も見さしてもらったわけであります。
ただ、今お話がありましたように、なかんずく軍事費に、軍事出費に回され、結果として間接的ながら回されているということは、我が国としてはこれは今防衛大綱を見直しをしておりますが、その点まで影響をしてくることだろうと、これは具体的に、と思います。そういう人権の問題、さらに第三国援助、ここも、これも重要な視点でありますが、慎重になおかつ検討をしていっていただきたいというふうに要望を申し上げておきたいと思います。
最近の日中関係についてちょっとお尋ねをしたいと思います、外務大臣に。
私は、やっぱり日中関係というのは、国交回復前夜に周恩来首相がいみじくも田中当時の総理を歓迎してお話があった内容にもありますように、この二千年に及ぶ日中間の悠久な交流の歴史というものをやっぱりきちっととらえながら行われていくべきだろうというふうに思います。漢倭奴国王という金印を授けられた時代もありましたろうし、唐に隋にこちらから使節団を派遣したこともあった。琉球もその傘下にあった時期もあります。そういう長い歴史の流れを踏まえて、いわゆる国交回復、共同宣言というものもそれをベースに行われてきたことだということであります。
戦後賠償が行われなかった、要求をされなかったということについても、周恩来首相が明確に当時申しておりますように、いわゆる軍部と日本人一般大衆の行為というものは明確に区別をするんだという思想に基づいてそれが大きな決意が中国側でなされたものであると、それが国交回復のまた基本にもなってきたという現実をきちっと踏まえるべきだろうというふうに思っております。
そういう中で、昨今のこの交流というのは、日中のこの二千年に及ぶ歴史の中ででも本当にいまだかつてない空前の大きなパイプで、経済、文化あるいは体育、スポーツ交流に至るまで、これほど大きな今交流が行われていることは歴史的にないんじゃないかと、私は改めてその点を認識すべきだと感じております。
今の日中交流の現状について大臣のお考えをちょっと伺いたいと思います。