田英夫の発言 (憲法調査会二院制と参議院の在り方に関する小委員会)

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○田英夫君 今まで参議院の選挙制度というのはいろいろ四種類ぐらい変わってきたわけですが、今日の先生の御提案を大変興味深く伺っております。まだ十分理解できていないところがあるかもしれませんが、実は私は今までの四種類の選挙制度を全部体験をいたしました。一番最初、全国区と地方区、そして拘束名簿式比例代表制、それから地方区というのを東京でやりました。その後が現在の非拘束名簿式比例代表制ですか。一番悪いと思っているのは現在の制度であります。
 それは、やる側の、つまり選挙をやる側の立場からすると、一つ大変嫌なのは個人名でも政党名でもよろしいという。それは人間の本能として自分の名前を書いてほしい。それは、一番最初の全国区をやったときは正にそれ、ずばりそれでしたし、地方区でやったときもそれでしたから、それは非常にさわやかに結果をのみ込むことができます。政党名が、選挙をやりつつ、自分は自分の名前を言ってほしいと思いながら、自分の党の名前も一緒になって言っていかないといけないという、これは心理的に非常に嫌ですね。そういうことが一つあります。
 私は実は、政党に属しながらこういうことを言うのはおかしいんですが、かつて全国区と地方区という最初の制度のときに、参議院では第一党は緑風会になりました。その緑風会を政治記者として担当していたことがあります。それで、あっ、これが参議院だという印象を非常に強く持っておりますので、ああいう形のものができないんだろうか。しかも、全国区と地方区というあの単純なやり方で圧倒的に緑風会が第一党になったというのは戦争直後の特異な日本人の心理状態の中で起こったことなのかもしれませんが、担当していて、これはいいと思いながら、なぜこういう制度になったのかなということが分かりませんでしたし、現在、自分が参議院の中にいて、すっかり政党化してしまったこの現在の状況を嘆きながら、なおかつ、なぜあのときに緑風会ができたのかということが分かりませんね。
 これは、先生、どうお考えになりますか。

発言情報

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発言者: 田英夫

speaker_id: 16046

日付: 2004-11-05

院: 参議院

会議名: 憲法調査会二院制と参議院の在り方に関する小委員会