田英夫の発言 (憲法調査会二院制と参議院の在り方に関する小委員会)

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○田英夫君 ある意味でよく分かります。
 まあ、悪口になりますが、市民運動的なそういうNGOの活動をやっている方は、しばしば視界が狭くて、同じ運動をしているのに全国にまたがって手をつなごうという、そういう発想が乏しい人が多いということは、私は体験上現実だと思いますね。ですから、しかしやはり、今は相当高いレベルの政治意識でそうした活動をしている人たちがいるということをやっぱり参議院改革の中では視野の中に入れておくべきだと思います。
 もう一つ、お金の問題を申し上げたいんですけれども、全国区が廃止された原因の一つは、いわゆる残酷区という肉体的な問題と、もう一つは余りにもお金が掛かり過ぎるということがあったと思います。しかし、現在でも依然として、主として政党単位になっているわけですけれども、まあ国民の一般の日常生活の感覚からすればけたが二けたぐらい違う、そういうお金を使わなければならないというこの問題、これは大変難しい問題ですけれども、今、政党交付金というのがありますね。これも、私も、それをいただいている党の人間がこういうことを言うのはおかしいんですけれども、間接的には参議院の政党化に資しているんじゃないかという感じもいたします。
 参議院の政党化とお金の問題というのは、さっき吉川さんも取り上げられたいわゆる供託金の問題でも、私は高いと思いますよ。さっきのNGOの問題なんかも、今の供託金ではとても、全国にまたがってNGO活動している人が選挙に出ることはその面でも難しいと。選挙とお金というのは永遠のテーマかもしれませんが、結局、大きな政党とかあるいは全国にまたがる組織とか、そういうところでなければ立候補できないと。寄らば大樹の陰みたいな制度にならざるを得なくなっているというところにメスを入れるということが一つの問題点ではないかと思いますが、いかがですか。

発言情報

speech_id: 116114193X00120041105_063

発言者: 田英夫

speaker_id: 16046

日付: 2004-11-05

院: 参議院

会議名: 憲法調査会二院制と参議院の在り方に関する小委員会