森元恒雄の発言 (憲法調査会二院制と参議院の在り方に関する小委員会)

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○森元恒雄君 私、今お聞きしていまして、各委員の皆さん方がおっしゃられたことに、そんなに私も違和感を覚える部分はございません。
 それで、二点申し上げたいと思います。
 一点は、連邦制をしいている国家におけるその参議院、上院の役割というのは、中央政府と地方政府の調整という大きな一つの役割があるわけですけれども、日本のような単一国家の場合にこの第二議院が何をやるべきかということについては、今もお話がございますように、やはり行政の監視、チェック機能を強化するというのが一つの大きな柱になることは間違いないと私も思います。
 それで、その点に関連して、先ほど荒井委員の方から、会計検査院を国会、特に参議院に所属させてはどうかと。これについて私も異論はありません。
 やはり監視をするというときに、やっぱりそれは具体的なこの行政の中身、執行、実態をつぶさに承知しないとチェックのしようがない。それを我々委員、議員レベルでやろうと思っても、おのずとといいますか、極めて限界がある。どうしてもマスコミ等で報道されたようなことに目が行きがちであります。それはもう物理的にしようがないという面があるんじゃないかなと。それをカバーするためには、やっぱり実動部隊を足下に置いておくということが非常に大事じゃないかというふうに思います。
 そういう点でいえば、会計検査と同時に、現在、行政の執行面での評価、チェックをやっているのが総務省の行政評価局ですけれども、政府の部内の中にあるということも全く意味がないとは言いませんが、やっぱりおのずとこれまた限界があるんじゃないかと。やっぱり、むしろこの行政評価局そのものも、国会、参議院にそういうものを置くということも一つの考え方としてあり得るんではないかというふうに思います。
 それからもう一点は、この参議院の審議をより実質的なものにするための改善として、これまた荒井委員の方から今お話がありましたように、私も議決のこの定足数は当然でありますけれども、議事の際の定足数というのは原則これは外すべきではないかと。
 特に、衆議院から法案が送られてきて、会期末が迫った中で参議院で審議というケースが多いわけですけれども、そうしますと、どうしても実のある、時間の制約に追われて実のある審議ができないと。これはやはり議長と質問者と答弁者さえおればそれで十分果たせるわけですし、それから、特に昨今のように衛星放送あるいはインターネットの、実質テレビが普及していますので、やっぱりより広く、国会の中で幾らオープンにしていてもそれは限度がある。むしろ国民に対して開かれた形で審議をするということを重視すれば、やっぱり全部議員がそろっていないといけないと、一定数以上出席していないといけないというのはもう少し考え直した方がいいんじゃないか。
 それよりは、時間に余り制約をしないで、時間を気にしないで実のある議論を徹底してできるような措置を考えるべきじゃないか。そのためには、定足数というものをやっぱり外す方がより中身のある審議ができるんじゃないかと、こういうふうに思います。

発言情報

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発言者: 森元恒雄

speaker_id: 3780

日付: 2004-11-19

院: 参議院

会議名: 憲法調査会二院制と参議院の在り方に関する小委員会