尾辻秀久の発言 (厚生労働委員会)

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○国務大臣(尾辻秀久君) おっしゃるとおりに、年金の一元化の議論というのは様々な形でなされております。
 そこで、改めてまずその一元化の議論、まあ言うならば本質みたいなところはどこにあるんだろうかと最近考えておるんですが、私なりにはこう思っております。
 この問題の、年金一元化と言ったときの問題の本質は、どのように国民一人一人にとって真の安全につながる制度を設計するのか、要するに基本的な安心につながる制度設計、それからもう一つは、どのように制度の運用を国民の皆さんにとって身近で分かりやすいものへ改善していくのか、この大きく二つあるんだろうと思っております。制度の設計の問題と運用の問題というようなことでございます。
 そこで、そういう意味から、また制度、じゃ、いかにあるべきかということになりますと、正に年金の基本的なところになるわけでございますけれども、財政的に安定しなければ持続可能じゃありませんから、そうした面、それから制度間の、今幾つか制度に年金の制度分かれておりますから、制度間の公平性をどう確保するのかというようなことから、更にその一元化に向かっていくという観点でこの問題とらえなきゃいかぬのだろうなと今思っておるところでございます。これまでにも基礎年金制度の導入とか被用者年金一元化に向けた取組を行ってきましたけれども、こうした観点から行ってきた、進められてきたんだと私は理解をいたしております。
 それから、申し上げたもう一つの実務的な面がございますけれども、これは正に先ほど来お話出ておりますように、制度の分かりやすさ、それからもう一つは、やっぱり事務の効率性というのは無視できませんので、こうしたことを高めるという観点もあろうかというふうに考えております。
 いずれにいたしましても、まだまだこの一元化に向けての問題というのはたくさん残っております。今度の議論の中でも大いに議論がありましたけれども、パート労働者の年金制度への適用の問題、あるいはまた自営業者等の所得をどうとらえるかといった問題、これらは言わば積年の課題とも言えますけれども、こうした問題もまだ正に残っておるわけでございますが、こうした問題には、まずその当事者の皆さんがどういうふうに、何を望んでおられるか、今度の議論の中でも様々な御意見お寄せをいただきまして、そうしたものをもう一回整理してみる必要もあるだろうというふうに思います。
 いろいろ申し上げましたけれども、最後にこの年金一元化の問題で申し上げますと、難しいからといって、これは本当に難しい問題でありますけれども、難しいからといって避けて通れるものではない、これはこれに向けて積極的に努力を続けていかなきゃならない、基本的にそういうふうに思っておりますということを、お答えになったかどうか分かりませんが、今私が思っておりますことを率直に申し上げたところであります。

発言情報

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発言者: 尾辻秀久

speaker_id: 28032

日付: 2004-11-11

院: 参議院

会議名: 厚生労働委員会