柳田稔の発言 (厚生労働委員会)

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○柳田稔君 民主党・新緑風会の柳田でございます。
 今日は、大臣、新しい大臣にちょっと議論を吹っ掛けてみようかなと思って質問をさせていただきます。
 午前中、中島先生が、三党合意に基づいて当委員会にも小委員会を設置すべきだという御発言がありました。私は、どこまで与党さんは覚悟があるのかなと、本当にやる気なのかなと、私はそれが正直言って一番大きな疑問なんです。
 といいますのは、平成五年に自民党が野党に転じました。細川政権を我々は作りました。当時、皆さんも御記憶だろうかと思うんですが、国民福祉税七%やらしてほしいということをぶち上げました。消費税は三%でしたね。七%にしたい、名前は国民福祉税だと。
 要は、何を言いたいかというと、年金だけ扱っていたんでは年金の成案は得られませんよと。必ず財源が伴うんですと。その財源も手当てしない中で年金の議論をしたって、結果的には決まるものも決まらなくなる。場合によっては、年金はこうしますといったら、国の税収は決まっているわけですから、とすると、厚生省配分の予算もある程度決まってくる。ああそうか、年金にこれだけ金使うんだから、じゃ今度は介護については済まぬけれども税金はゼロにしてくれという場合だって起きるわけですね。となったときに、果たして自民党さんがもつのかなと。それは駄目だよと言われかねないんじゃないかと。実は当時のことを思い出しながら中島先生の質問を聞いたのはそういうところなんです。私が一番疑問に思っているところですね。
 具体的にちょっと大臣に質問したいんですけれども、大臣は財務副大臣もやられましたし、当時僕が当委員会の委員長をしていました点もあったりしていろいろとお話も聞かしてもらったんですが、先週十一月五日、新聞にこんな記事が載ったんです。僕、見てびっくりしたんですけれども、消費税二一%にって。財政審など試算と書いてあるんですが、それだけ言ったらちょっとお分かりにならないかもしれませんけれども、十年後、財政再建達成するには、よく使われる言葉はプライマリーバランスという言葉を使っていますけれども、十年後ですよ、今年選挙終わった人はあと六年任期があるんですけれども、十年先、財政再建達成するには消費税二一%になんですよ、十年先たった。若しくは、若しくは歳出三分の二へと書いてあるんです、若しくは。消費税を増税して二一%にするか、又は消費税はそのままにする代わりに歳出を三分の二に下げる。これ見まして実はびっくりしました、僕。へえと。まあびっくりすると同時に、ああ、だんだんやっぱり動き出しているんだなという感じを持ったんですね。
 何を言いたいかといいますと、もう我が国は七百兆円の借金持っているんですよね。ゼロじゃないんですよ、七百兆円。七百兆円をどこで賄っているのかなと考えたら、まあ基本的に預貯金ですかね。預貯金は幾らあるのと聞いたら七百四十兆ぐらいと答えてくれるんです、教えてくれるんですね、七百兆超えて。預貯金ですよ。年金の掛金とかじゃなくて預貯金。銀行、郵便局に納めている、預けているお金をトータルすると七百四十兆円と。ああ、なかなか七百兆の借金と見合っているのかなと思いつつ。また、生保に、生命保険会社に掛けていますよね、郵便局に掛けたりするお金もまあ何ぼかあるだろうけど、まあそう考えたって二千兆円もあるわけはないし、千五百兆円もあるわけはないし、一千兆円あるのかな、ないのかなというところですよね。丸々国債に、日本の借金に回ったというのもちょっとオーバーですから、私自身は、もうそろそろ借金は限度に近づいているんではないかと、個人ではですよ、そんな思いが実はしています。
 それで、いろいろと財務省に今後の見通し等というのを聞いてみたんですよ。これから今年の平成十六年度、借金が、新たな借金が幾らあるのかと見たら、大方十九兆円なんですね、新たな借金が。本予算、今年の予算見ればすぐ分かるんですが。あと、これに補正予算を組んで赤字国債を一兆円どうのこうのという話が出てくると、ああ二十兆になるのかという感じになるんです。で、十七年度どうなるかなといって聞いてみたら、何と二十兆五千億円ぐらい新たな借金しないと賄えないんじゃないかと言うんですよ。十八年度はどうと聞いたら、これも二十兆二千億ぐらい要ると言うんですよね。新たな借金の話しているんですよ。新たな借金がこれだけ要ると言うんですよ。へえと。十九年度はと、またこれも聞いてみたら、何とこれも二十兆超えるんですよ。今年は二十兆超えてないかもしれませんが、来年以降二十兆超えるんですね、どんどんどんどん。
 で、この新聞には、何とサービスがいいのか知りませんが、十年先まで財務省が試算してくれていまして、それを見ると新たな借金というのは何と二十七兆八千億円掛かるというんですよ、二十八兆ぐらいね。七百兆円という借金がもうあるんですよ。これから毎年毎年二十兆を超える借金を新たにどんどんやっていくんですよ。十年たったら、少なくとも二百兆は新たに借金しないといけないという予想なんですね。これ財務省さんですよ、私が言っているんじゃなくて。そうすると、二十兆で収まるわけないから、考えると、一千兆円という声は十年先にはもうこれは真実のものとしてあるんだなと。これは、こういう資料見たらそう思わないのは僕だけじゃないはずだと思うんですね。
 問題は、一番お金が掛かるのは、実はどんどんどんどん伸びていくのは社会保障なんですよ、将来にわたって。どんどんどんどん伸びていくんです、これが。もう一つ、それ以上に伸びていく支出項目があるんですよ。分かりますか。国債費の返還なんです。財務省の資料がちょうど載っているの見たら、十年先には何とこの国の歳出のナンバーワンは国債費なんだそうです。社会保障費を上回るんだそうです。ちなみに、社会保障の支出と国債費の支出を足しますと、何と七十近いパーセントを占めるんですよ、七十近いパーセントを。じゃ、何で賄うんだと。当然税金ですよね、国の歳出ですから。この税金が伸びないんですね。
 財務省の予想は、二%ぐらい経済成長していきますよと。今の経済状況を考えるとまああってもいいのかなと思いますが、まあそれが特別、はい、五ですとか七ですとかというのはちょっと信じられませんよね。やっぱり二とかいうのは妥当な数字かなと思うんですが、これが伸びないんですよ。税収は思ったようにそう伸びない。ところが、支出項目を見たら社会保障費関係と国債費はもうぐんぐんぐんぐん増えていくんですよね。
 この辺は、元財務副大臣、どういうふうに感じられていますか。

発言情報

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発言者: 柳田稔

speaker_id: 29413

日付: 2004-11-11

院: 参議院

会議名: 厚生労働委員会