小林美恵子の発言 (本会議)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○小林美恵子君 私は、日本共産党を代表して、二〇〇三年度決算並びに当面の課題について質問をいたします。
二〇〇三年度決算で最も重大な問題は、自衛隊のイラク派兵経費です。そもそも、自衛隊のイラク派兵は、戦闘状態が続くイラクに多国籍軍の一員としての派兵であり、憲法九条を踏みにじったものです。
派兵から一年、今、イラク各地で米軍による激しい軍事攻撃が行われています。診療所を破壊し、医師、看護師、患者をも殺害。救急車も爆撃され、負傷者を運ぶこともできない。さらに、捕虜のイラク人を銃撃。水も食料もない中で、罪なき市民や子供たちが息絶えていく。私は、無辜の市民を虐殺する米軍に怒りが込み上げてきます。
国連などが指摘するように、国際人道法では、どんな戦争でも病院や宗教施設への攻撃は許されません。総理は、米軍によるこうした無差別の殺りくが国際人道法違反だとは思わないのですか。日米首脳会談でブッシュ大統領に対してなぜ無差別攻撃の即時中止を求めなかったのですか。
総理、先日の世論調査でも、自衛隊の派遣延長反対の声は六一%です。今、日本政府が取るべきは、自衛隊の即時撤退ではありませんか。
次に、介護保険制度について質問をします。
二〇〇三年度は、健康保険本人三割負担、介護保険料引上げで国民に大きな負担をもたらしました。
介護保険制度の導入から四年半、要介護認定を受けても介護サービスを受けていない人は八十六万人もいます。利用料負担の重さがその最大の理由です。さらに、施設不足も深刻です。特別養護老人ホームの待機者は、制度導入時の十万人から三十二万人に急増しています。こうした問題が依然として解決されていないために、必要な介護が受けられない事態になっているのではありませんか。ここにこそ根本的なメスを入れるべきです。
ところが、今、政府は、在宅サービスの利用を制限し、施設入所者に家賃、水道光熱費など、いわゆるホテルコストの名目で大幅な負担増を検討しています。私が訪ねた特養ホームの園長さんは、徴収するのは私たちです、負担能力のない人から徴収できなければ施設から追い出すことになるではありませんかと、厳しく批判をしています。こうした声にどうこたえるのですか。
今やるべきは、国庫負担を引き上げ、利用料、保険料の減免制度を作り、在宅でも施設でも安心してサービスが受けられる基盤整備を推進することではないでしょうか。答弁を求めます。
次に、新潟中越地震について質問します。
一昨日、新潟県知事が、中山間地、豪雪地帯である被災地への国の財政支援は不可欠だと涙ながらに訴えました。この訴えに対して政府はどうこたえるのかが今問われています。
県立十日町病院、厚生連病院、小千谷総合病院などの病院施設の早期の復旧、雇用の安定確保、生活の糧である農地やコイの養殖池の復旧、商店街のアーケードへの助成を求めています。この切実な声に迅速に対応し、立法も含め必要な措置を取るべきではありませんか。
さらに、生活再建の基礎である宅地の復旧、住宅本体への個人補償に踏み切るべきです。そのために、野党三党が提案している被災者生活再建支援法改正案の早期成立を図るべきではありませんか。総理の答弁を求めます。
最後に、来年度予算編成は、二〇〇三年度決算を教訓に、暮らしと社会保障こそ予算の主役にすべきであることを申し上げ、質問を終わります。(拍手)
〔内閣総理大臣小泉純一郎君登壇、拍手〕