寺田稔の発言 (安全保障委員会)
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○寺田(稔)委員 今それぞれ定数のお答えがございました。三、六両師団については、スリム化、コンパクト化、かつ、いわゆる従来型の、冷戦型の装備をなくしていって機動性を高めていく、コア化を進めていく中で、軽装甲機動車でありますとかあるいはUHヘリの配備等で人員も減っていく、これは十分是認をされるところでございます。
ここで今回、非常に大きな目玉となってきますのが、逆にふえていく、まさに大臣の地元中の地元、善通寺に司令部がありますところの一四旅団の新編になろうかと思います。
実は私も、数年前、四国に財務省時代勤務をした経験がありまして、四国四県つぶさに回らせていただきました。四国の特徴としては、非常に海岸線が長い、しかも島嶼部が多いわけでございます。離島振興法上の離島も多々ございます。そしてまた非常に大きな災害の多発地帯でございます。昨年も非常に大きな水害、集中豪雨がございましたし、また阪神・淡路のときも、香川県や徳島県の活断層、実際かなり動いております。また、古くは南海大地震もございました。
ということで、ここに部隊を拡充することは、災害出動が本来任務となった今や、非常に重要なことだというふうに思うわけでございます。かつて徳島の勝浦町でも、善通寺の部隊がなかなか来なくて三時間も山火事が延焼してしまったということで、被害が拡大をした非常に苦い経験もあるわけでございます。さらに、それに加えまして、戦略上も非常に重要な位置づけになってきつつあるわけですね。
といいますのは、旧ソ連の脅威が消滅をして、今我が国の周辺事態の脅威として、現実的に考えますと、やはり朝鮮半島の有事、あるいはまた台湾海峡の有事というのが想定をされ得るわけでございますけれども、そうしたときに、この四国の部隊というのは非常に重要な後方支援、かつ兵たん部隊として重要な位置づけがさらに高まってくるということになろうかと思います。現に、米軍もそうした重要性に着目をして、四国をオレンジルートに設定をしまして、かなり現実的なオペレーションを四国の地においてやっております。地形が非常に朝鮮半島に似ているというふうな地政学上の特徴もありまして、米軍の低空飛行の問題も起きてきているわけでございますけれども、そうした中での四国の部隊の改編、新編でございます。
実は、防衛庁資料によりますと、新たに新編をされます一四旅団の部隊編成というものが示されているわけでございます。この防衛庁の資料によりますと、まず善通寺にあります司令部、次に普通科連隊、特科隊、高射隊、戦車隊、偵察隊、施設隊、通信隊、そして最後に、ロジスティックを担当します後方支援連隊、こういうふうな九つの隊の編成になっておりますが、大臣も御承知のとおり、非常に重要な一つの隊が欠落をいたしております。つまり、四国の部隊というのは戦略機動隊なわけですね。より機動性を高めるための飛行隊という非常に重要な部隊がこの防衛庁資料では欠落をしております。
しかしながら、当然、飛行隊は整備をしていかなければならない。しかも、今回新たな駐屯地の新設ということが徳島の那賀川町において行われる、こういう新たな駐屯地の新設もございます。
ぜひこの具体のスケジュールを示していただかないと、やはりこの戦略機動隊としての一四旅団の新編を考えますときに、かつ、先ほど言いましたような戦略的な重要性を考えますと、早期に飛行隊と那賀川の駐屯地の部隊整備の具体のスケジュールを示していただく必要があろうかというふうに思うわけでございますけれども、大臣の御見解をお伺いしたいと思います。