町村信孝の発言 (外務委員会)
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○町村国務大臣 委員がお触れになりました、御近所ほどつき合うのが意外と難しい面があるということは確かにあろうと思います。しかも、その近隣諸国に対して、第二次大戦中、日本が侵略あるいは植民地支配をしたという事実、これは率直に私どもも認めた上で、やはり相手の国の国民に対して大変な大きな被害を与えた、そういう気持ちというものは、幾ら戦後六十年たったとはいえ、たった六十年しかたっていないという思いの中で、彼らの国民の気持ちというものはやはりしっかり受けとめた上でいろいろな発言をし、また行動をするということが私は非常に大切なことだ、こう思っております。
しばしば言われますように、足を踏んだ方は忘れるけれども踏まれた方はいつまでも覚えているというのはわかりやすい例えでありまして、やはり私どもは足を踏んだ方でございますから、そういう意味でやはり彼らの、韓国であれ中国であれ、アジア諸国に対するそういう気持ちというものはしっかりと心の中に持ちながら、十分慎重な行動、発言をするということが必要なんだろうと思います。
そういう基本の上に立って、私はたまたま日曜日、月曜日と中国を訪問し、先方首脳と会談をする予定にしておりますけれども、まずそういう基本的な気持ちを持った上で、その上で日中間にありますさまざまな課題というものを率直に話し合ってきたい、こう思っております。
確かに、日中間には、海洋権益をめぐる話でありますとかあるいは海洋調査船の話でありますとか、幾つかの、ある意味では一見すると後ろ向きの課題もあります。しかし、これをいかに前向きの方向で解決していくのかということが一つの大きなテーマであろうと思います。さらに、年が明けてから、日中共同でいろいろな人的交流あるいは経済交流、さまざまな交流を促進するための共同アクションプログラムとでもいいましょうか、そういったものをお互いにつくって、それに積極的に取り組んでいこうではないかということの議論を事務的に何度かやってまいりました。そのことを改めて確認し、お互いによりよい関係を一緒に築いていこう、こういうことをテーマにしながら話し合いをしてきたいと思います。
そういう中で今回の破壊行動というものが起きてしまったわけでございまして、これはこれとして新しい要素なのでありますけれども、この点について、やはり日中間の大局に立って、きちんとした対応というものを先方にこれは求めなければならない、かように考えているところであります。
一挙にすべてのことがそう簡単に解決するとも思われませんけれども、今後のいろいろな外交的な活動、人と人との交流、もちろんその中には首脳交流も含まれるわけでございますが、そうしたものが今後順調に展開をしていくための第一歩となればいいかなという期待を持ちながら話し合いをしてこよう、かように考えているところでございます。