荒井聰の発言 (環境委員会)
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○荒井委員 そうすると、今の説明は、立花隆さんがこの論文で書いたような説明と少し違うふうに思います。これはもっときちっと検証した方がいいんじゃないかと思いますし、日本では、ノーベル学者の小柴さんがこの方式について非常に批判をしている。今の日本の、日本のというか、進めようとしている熱核融合というのは、物理の理論的にも、あるいは磁場を閉じ込める材質にも、いろいろ問題があって、将来の実用化には向かない、そういう批判をしたところ、小柴さんが進めようとしているあるプロジェクトに科学技術庁の予算がつかなくなってしまったというようなことまで、これは暴露していると言うとおかしいんですけれども、そこまで書かれています。
これは、私、深刻な問題だと思いますよ。こういう問題というのは非常に専門的でなければわからない部分ですけれども、しかし、大変なお金を使う、科学技術予算全部を使ってもまだ足りないようなそういう巨大プロジェクト。しかし、それを始めてしまったからもうとめられない。これは公共事業の予算の中で、どこかで言ったような話と同じですよ。そして、やはり間違えていた、四十年たっても実用化できなかったといったときの責任は、決めた人はもうその責任から外れていますからどうにもならない。これはエイズで、昔厚生省でそんな事件がありましたけれども、昔の人がやったから私は知りませんというような話があったけれども、それと同じようなことが今起きようとしているのじゃないか。
私はなぜこういうことを言うかというと、これから京都議定書なり、あるいは炭酸ガス、省化石型の社会をつくっていくためには、新しい技術開発が必要だ。その新しい技術がないのかといったら、あるんですよね。燃料電池でありますとか自然のエネルギーでありますとか、もう実用化がすぐ目の前に来ているようなエネルギー開発に、どうしてお金をもっと集中的につぎ込まないのか。わけのわからないところに何千億みたいな金をつぎ込むようなやり方というのは、国家政策としておかしいし、あるいは、科学技術庁と環境省なり、あるいは官邸全体とが省エネルギー型の社会をつくっていくためにどういうことが必要なのかという議論をしっかりとやったのかねということを私は言いたいんですよ。このあたり、どうですか。