古屋圭司の発言 (憲法調査会)

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○古屋(圭)委員 自民党の古屋圭司でございます。
 私は、皇位継承、すなわち女性天皇の是非について意見を述べさせていただきたいと思います。
 かつては、国民の中に堂々と女性天皇の容認を主張しづらい雰囲気というのがあったのは否定できないと思います。やはりそれは憲法議論とも同じでございまして、憲法議論を堂々と正面から向いて改正も含めた議論をするということはタブー視されていたということ。しかし、最近は大きく情勢が変わってきました。この憲法調査会がことしで五年を迎えて、こういった広範な議論をしている、そしてそれがメディアに乗っているということも、国民世論の形成にも大きな影響があったと私は思います。
 そういう中で、最近の世論調査で、例えば女性天皇を認めるべきかというアンケートでは、朝日が八六%、読売七九%、これはことしですね。それから、昨年には毎日が八六%ということでありまして、いわば権威という意識ではなくて、まさしく象徴天皇、国民の象徴としての天皇という意識が名実ともに国民に定着をしているという証左だと思います。
 一方、現実問題として、これはかつてのこの委員会で、委員からの発言でも、お世継ぎ問題で早急に結論を出すことが精神的な重圧から解放されることになるのではないかという趣旨の発言もございました。私は、大変この発言は勇気のある発言だったというふうに評価しておるわけでございます。そういう環境の中にあって、内閣の中に皇室典範有識者会議が設立をされたということは、私は評価をしたいと思います。
 船田委員の方から発言がございましたように、確かに、女性天皇を認めるということになると、財政負担、女性による宮家の設立に伴う皇室財政への影響、これはやはり、皇室そのものを財政論で議論していいのかという問題もございますけれども、確かに一定の歯どめは私は必要だと思います。
 そういう中にあって、船田委員から、長子を優先すべきという発言については、私は一つの考え方として評価をいたしたいというふうに思っております。
 ただ、やはり、女性の天皇の配偶者の取り扱いをどうすべきかという問題もございまして、これはぜひ、この皇室典範の改正に向けての有識者会議の中でしっかり議論をしていただいて、一つの歯どめをつくっていくべきだ、こう思います。
 以上であります。

発言情報

speech_id: 116204184X00120050203_026

発言者: 古屋圭司

speaker_id: 7136

日付: 2005-02-03

院: 衆議院

会議名: 憲法調査会