吉川元偉の発言 (国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会)

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○吉川政府参考人 最近のイラク情勢及びイラクにおきます邦人行方不明事件に関し、御報告させていただきます。
 まず、政治プロセスにつきましては、イラク移行政府発足後、五月十日には、イラク国民議会に憲法起草委員会が設置されるとともに五十五名の委員が決定されました。その後、七月五日には、同委員会の委員としてスンニ派の十五人が新たに承認されました。
 我が国は、政治プロセス支援の一環として、ハサニ・イラク移行政府国民議会議長を初めとする同議会議員等十四名を本邦に招聘し、六月十七日から二十二日まで、憲法制定支援セミナーを実施いたしました。
 六月二十二日、ブリュッセルにおいて八十を超える国と機関が参加してイラク国際会議が開催され、政治、経済・復興、法の支配と治安の各分野での同政府の取り組みを国際社会が協調して支持、支援していくことを確認する声明が採択されました。我が国よりは町村外務大臣が出席し、日本政府の取り組みについて発言するとともに、経済・復興セッションの共同議長を務めました。また、その際に、町村大臣はジャファリ首相やジバリ外務大臣と意見交換を行いました。
 次に、治安情勢につきましては、移行政府発足後も、地域により脅威の度合いは異なるものの、依然予断を許さない状況が継続しております。イラク移行政府は、駐留米軍と協力しつつ、大規模な武装勢力掃討作戦を実施するなど治安回復に向け全力で取り組んでいるところ、このような移行政府の努力が奏功することを期待しております。
 七月七日、イラクのアルカイダ組織は駐イラク・エジプト大使を殺害した旨の声明を発表し、エジプト外務省は同大使の死亡を確認しました。テロはいかなる理由であれ正当化されるものではなく、我が国は断固としてテロを非難するものです。
 サマワにつきましては、六月二十三日、同市内における道路改修工事の竣工式に向かっていた陸上自衛隊の車両が簡易爆弾による爆発に遭遇し被害を受けるという事件が発生しました。
 また、七月四日、自衛隊の現地部隊が飛しょう音及び着弾音らしい音を数回確認し、翌五日、宿営地で弾着痕が一個発見されるという事件が発生しました。その後、イラク・イスラム軍傘下の団体が自衛隊を攻撃した旨の書き込みがウエブサイトになされましたが、その信憑性については明らかではありません。我が国としては、イラク治安機関等と協力しつつ、これら事件の背景等の詳細について、できる限りの調査を実施してまいります。
 最後に、イラクにおける齋藤昭彦氏行方不明事件につきましては、五月二十八日、イラクの武装組織であるアンサール・アルスンナが、ウエブサイト上に、齋藤氏であるとする映像を掲載するとともに、同氏が死亡した旨の声明を出しました。この映像について齋藤氏の御家族及びハート・セキュリティー社に照会し、また、警察庁による識別を行った結果を総合したところ、政府としては、残念ながら、映像の人物は齋藤氏と考えざるを得ません。
 ただし、齋藤氏の死亡については最終的な確認はできず、また、現時点の所在も明らかでないことから、引き続きイラク政府及び関係国政府、ハート・セキュリティー社とも連絡をとりつつ、さらなる情報収集に努めていく考えです。
 以上で報告を終わります。

発言情報

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発言者: 吉川元偉

speaker_id: 18263

日付: 2005-07-13

院: 衆議院

会議名: 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会