小松一郎の発言 (国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会)

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○小松政府参考人 七月七日にロンドンにおいて発生いたしました地下鉄爆破テロ事件について御報告させていただきます。
 これまでのロンドン警視庁による発表等によりますと、事件の概要は次のとおりでございます。
 現地時間七日朝、シティー近接地域を含むロンドン市内中心部で四件の爆発が発生いたしました。このうち、地下鉄で発生した三件の爆発は、午前八時五十分ごろ、日本時間で午後四時五十分ごろ、約五十秒の間に同時に発生し、次いで午前九時四十七分ごろ、日本時間で午後五時四十七分ごろには、バス内で爆発が発生いたしました。これらの爆発によって、十二日までに五十二名の死亡が確認されたほか、約七百名が負傷し、うち五十六名が病院で治療中でございます。
 なお、十一日、ロンドン滞在中の邦人女性一名が本件事件により軽傷を負っていたことが判明いたしましたが、十二日現在、これ以外には邦人の方が被害を受けたという情報には接しておりません。
 本件爆弾テロ事件につきましては、英国の関係当局が慎重に捜査中と承知しておりますが、十二日午後五時過ぎ、日本時間十三日午前一時過ぎに行われましたロンドン警視庁の記者会見において、英国中部ウエストヨークシャーで男性一名を逮捕したとの発表がありました。きっかけは監視カメラの映像分析であり、四名の男性が七月七日午前八時三十分前にキングスクロス駅で撮影されていることが判明したことであると発表されております。なお、四名のうち一名は、オルドゲート駅での爆発で死亡したとの証拠があるとのことです。四人全員が死亡したとの報道もございますが、これについては確認できておりません。
 本件について、捜査当局によれば、アルカイダによる犯行を示す特徴はあるものの、その証拠はないとされております。また、本件事件に関しては、七日付で欧州におけるジハード基地組織、この基地組織と申しますのはアラビア語のアルカイダの日本語訳でございます、また、九日付でアブハフス・アルマスリ旅団による犯行声明が出されておりますが、その信憑性については、現在のところ明らかでございません。
 本件爆弾テロ事件を受けて、七日、グレンイーグルズで会合中のG8及び新興経済諸国、ブラジル、中国、インド、メキシコ、南アフリカでございますが、この首脳がテロを非難する旨の共同声明を発出するとともに、国連安全保障理事会においても、すべての国に対し、本件テロ行為の実行者、組織者、支援者を捜査し、裁判に付する努力に協力するよう要請する決議一六一一が全会一致で採択されました。
 我が国といたしましては、七日にグレンイーグルズにおいて、小泉総理から、本件についての強い憤り、ブレア首相への完全な支持と協力、被害者に心からのお見舞いを申し上げる旨のコメントを発出いたしましたほか、同日、町村外務大臣からストロー英国外相に対しましても、本件への深い憤りと強い非難を表明し、英国政府及び御遺族の方々への哀悼の意と負傷された方々へのお見舞いを伝達いたしました。
 また、七日及び十二日付で、外務省は、渡航情報、スポット情報を発出いたしまして渡航者に注意喚起を行うとともに、在英国大使館を通じて邦人の安否確認を行っております。
 ロンドンにおきましては、事件当日に全面的に運休した地下鉄、バスもほぼ復旧し、平常の姿に戻りつつありますが、ロンドン警視庁は、治安当局が引き続き高度の警戒を維持し、安全の確保に努める旨表明しております。
 我が国としては、現地情勢及び英国の関係当局による捜査の進展を注意深く見守りつつ、引き続き邦人の安否確認及び安全確保に努めていく考えでございます。
 以上でございます。

発言情報

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発言者: 小松一郎

speaker_id: 6714

日付: 2005-07-13

院: 衆議院

会議名: 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会