今野東の発言 (内閣委員会)
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○今野委員 おっしゃるようなことを腰を曲げて一生懸命に畑や田んぼを耕している人たちに要求するのは、これは無理です。農業生産者の人口をもっとよく見てからこのところを考えないと、だから、そこのところの方がもっと先なんじゃないんですかということを言っているわけです。
昭和三十年代まで、食に関する教育は家庭内で当たり前に行われておりました。そういう生産の現場にわざわざ行って、そういうことをしなくとも、家庭の中で生産者の姿が見え、料理をしている家族の姿が見えていて、自然に食育というのはできていたと私は思います。
高度経済成長以後、つくる食事から買う食事になってしまって、経済効率優先の社会が食育どころか食そのものを解体してしまったわけです。つくる食事から買う食事、つまり他人任せの食事、外部依存の食卓になってしまったわけですね。
そこから、食に対するさまざまな不安というのが今度は私たちの間にあらわれてきているわけなんですけれども、私たちの食卓は、これはある調査によりますと、外食三〇%、調理済み食品、加工食品が五〇%、自分で調理するために購入する食材費というのは二〇%という数字もあります。
生命と生存の土台を他者や外部にゆだねてしまっている状態の中で、私たちは、介護を家庭の外に出しました。今、食育も外に出そうとしています。それでは、一体家庭は何をするんでしょう、家庭はどういう役割をしたらいいんでしょうか。