竹中平蔵の発言 (予算委員会)
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○竹中国務大臣 岩國委員の御指摘は、経済は必ずコインの両面のようにいろいろな面があるんだから、いろいろなことを議論しなければいけません。大変私もそのとおりだと思います。
基本的には、例えば先ほどの低金利の話でも、金利の収入が低いけれども、家計から見ると、ローンの金利が下がっていますから支払いだって低いわけですから、それを総合的に見なければいけない。そういうふうな観点から私は経済を運営しているつもりでございますし、岩國委員が先ほど御紹介されたOECDのその報告でも、日本の経済は過去十年間で一番よい状況にあるという総合的な判断をしておられる。
それで、私の講演に対するお話でございますが、私が申し上げたのは、成長に注目をして、二%成長すると、三十二ではなくて三十五だと思いますけれども、二%成長をしますと一・〇二倍に毎年所得がなっていきますから、一・〇二倍の三十五乗は二になりますね。
したがって、まさに二十世紀のアメリカというのはこういう二%成長を実現したわけで、こういった成長ができる経済というのは、全体のスケッチとして悪い経済ではありませんねと。だから、頑張って構造改革をして、この二%成長軌道に戻そうじゃありませんかということを申し上げました。私は予測を申し上げたのではございません。したがって、経済の改革を進めて成長軌道に戻そうという趣旨で申し上げたわけでございます。
三十年後の借金はどうなっているか。借金の意味にもよると思います。対外的な債務というようなことを意味しておられるのか、国の借金、政府の借金を意味しておられるのか、個人の借金を意味しておられるのか。
これは、そういう別に予測の話ではございませんから、今、三十年後の日本の経済がどういう姿になっているのかということに関しては内閣府でいろいろなビジョンの議論をしておりますけれども、そういう中で、明らかにできるものは明らかにしていきたいというふうに思っております。予測の話ではございません。一つの経済の考え方を申し上げたまででございます。