小泉純一郎の発言 (予算委員会)
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○小泉内閣総理大臣 日本とアメリカとは、共通の価値観を有する同盟国であります。民主主義の重要性をよくわきまえていますし、経済を繁栄させるためには市場経済を重視していこうという共通の価値観といいますか、理念を共有しております。しかも、経済力においても、日本とアメリカ、世界の中では大きな位置を占めている。
この両国が世界の平和と安定のためにどのような役割を果たすかということにおいて、お互いの考え方を整理して今後協力していこう、そういうのが世界の中の日米同盟。これを今後、具体的にどのような形で、お互い、役割の分担とかあるいは両国の問題とかというものを話し合いながら、今後とも日米関係の友好協力を発展させていこうというのが趣旨でございます。
世界の平和と安定というものは、どの国にも大きな影響を持っております。自分の国とは関係のない小さな国の紛争でも、あるいは地域の遠く離れた紛争におきましても、日本やアメリカ、各国に無関係ではないということから、世界の平和と安定のために日本とアメリカがどのように協力していくことができるか。その中には、当然、日本にとっては最も重要であります日本の安全保障、これを確保するためにはアメリカとの協力が不可欠であるという観点から、日本とアメリカにおける安保体制を堅持しながら、より緊密な協力をしていく必要がある。
と同時に、世界の平和と安定をもたらすためには、軍事力だけで解決できるものではございません。日本には日本の役割がございます。また、世界の平和と安定のためには、日本が軍事力を行使しない、武力を行使しないで、貧困の削減とかあるいは医療、教育の支援とか、よその国にできない実績も積んできております。そういう観点から、世界の中のいろいろな事案に対しまして、日本とアメリカとやり方は違ったとしても、平和と安定をもたらすために、アメリカの役割、日本の役割というものがそれぞれ、独自の国の特色を生かしながら、あるのではないか。
そういう政治、経済、文化等の面において、国際社会の中で日米が協力してできる分野は数多くあると思いますので、そういう点につきましても、今後幅広く協議をし、連携を深めていこうというのが趣旨であります。