梶原拓の発言 (予算委員会公聴会)

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○梶原公述人 その点も大変重要な御指摘ではないかと思います。地方側が地方分権を唱える以上は、自治体みずからがやはり改革を進めなきゃいけないというふうに思います。
 現状はどうか。甘えの構造、護送船団の中で、随分といろいろな問題点がございます。
 いろいろなパターンがございますが、一つは組合癒着型ですね。プロパーの職員から首長になられたところは概してそういう傾向がございます。お手盛りのやみ給与があるとか、そういう問題がございます。二つ目には、いわゆるばらまき福祉、目先の選挙目当てにいろいろ金をばらまくというようなパターンの大衆迎合型ですね。それから、リーダーシップ不在型といいますか、よきに計らえということで職員に任しておるだけでは改革は進まない。おおむね三つのパターンの問題点を持った自治体があろうかと思います。
 私ども地方六団体としても、あるいは全国知事会としてもやはりみずから改革をしなきゃいけないということを心がけてきたわけでございますが、特にこれから、自治体相互間の競争原理を働かせることが大事なことではないか。私どもは、善政競争というのをインターネット上でやっておりまして、いい政治、行政をやっている事例をインターネットに掲げるということをやって競争いたしております。アメリカの全米州知事会議という組織がございますが、そこでも、ベストプラクティスセンターというのを設けて、いい事例を紹介し合って切磋琢磨している、こういうこともございまして、御指摘のとおり、いろいろな面から自治体自身の改革をしていかなきゃいけないと思います。
 なお、給与のことに関しまして、若干私の個人的なことにもなるんですが、一律の給与水準という物差しだけでいいのかどうか。むしろ、少数精鋭ということで、給料は高くして優秀な人材を採って、しかし全体として人件費は安く済んでいる、経常収支比率が低い、こういうことも大事な側面ではないかと思うんです。
 一律に給与水準だけで論ずるのはいかがなものかということを私は個人的に考えておりまして、岐阜県の場合は、少数精鋭ということで、平成元年、私が知事に就任して以来、職員定数も一割カットいたしました。しかし、やみくもに給与水準を下げるということは優秀な人材を導入するという点では大きな問題があるわけでございまして、その点もこれから御理解をいただいていかなきゃいけないな、こんなふうに思っております。

発言情報

speech_id: 116205262X00120050223_014

発言者: 梶原拓

speaker_id: 2093

日付: 2005-02-23

院: 衆議院

会議名: 予算委員会公聴会